姉からのメール・73

姉からのメール

花組 ポーの一族 感想2

・バンパネラになる決意をする過程、シーラは愛!で迷いもなく飛び込んで、後悔もなく適応していくのが女性らしいし、強いなーと思った

・アランの方は最終的にはいろいろなことに絶望しきったタイミングでのエドガーの「一緒にいく…?」みたいなセリフだったと思うんだが、このときのみりおが妖艶でなー!!その後の「ひとりでは寂しい…」の殺し文句…くっ…そんな顔で言ってくれるな…完璧な告白のタイミングand絶妙な感情の吐露に、私が一緒に行ってしまうところでした…

・きたね…(O_O)なんていうの?あの乗り物。エドガーとアラン乗ってきた!!生で見るの太王四神記以来でしたよ私。あの時は確か二階の上手サブセンで一緒に見てたと思うんだけど、まとぶんとあやねちゃんがめっちゃ近づいてきたーうわー触れるんじゃないの?!ぐらいに興奮したね!懐かしいね。下の本体の方はこうなっていたのか…そして実際は思っていたほど近づいてもいないのだなしょんぼり(´・_・`)

・最後のシーンなんだけども。それまでとは打って変わって場面も明るいし近代的だし曲もロックなんだけどそれだけに、ノリまくる無邪気な学生たちと、イノセントではいられない達観せざるを得ないバンパネラ2人の対比があまりに残酷なので、ざっくり抉られました(´・ω・`)…経験したことのないような余韻の残り方だった

・to be contented …な終わり方で2人がこれからラスト バンパネラとしてどう時を旅するのか。お互いの存在のみをよすがに生きていくんだろうか…行く末が気になるね

・一回ざらっと見て思った、これは原作読んだほうが面白いっぽい。宝塚だし少女漫画だし、メインテーマは広義の「愛」なのだろうけど(違ってたらゴメンよ…)その他サブテーマというか、散りばめられている要素(愛、不死、対立、時間、孤独、生きることの意味、幸福の基準とか)が多くない?しかもそれぞれが無視できない重さを持ちながら途中トラップのように出てくるので、それらについて考えていると若干置いてかれそうになった。××ちゃんみたいに原作を知ってたりファンだったりするとそれらについて噛み砕いてるだろうからスルッと入れるのかなー?綺麗だしめっちゃ楽しいけど中々ハードだったわ。端折ったエピソードもあるだろうし、絵と文章で表現したところをセリフのみで説明したりとかもありそうだけど、私は何せ未読だから補完が効かないのよ。いや、もちろん演者に見とれてポヤーンとして見落としてたりもするんだろうけども(笑)

・…で、この重さでこの見応えで元ネタが少女漫画なのね~、まいるね。「おにいちゃま」に怯んでいる場合ではない、次までにしっかり読んでおきたいと思います(`_´)ゞ!果たして間に合うのか!

というわけで姉に原作本を貸しました。
「おにいちゃま」にめげず最後まで読み通せるのか!?

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