ちゃぴさん退団発表

2021-02-02月組

月組トップ娘役・愛希 れいか 退団会見のお知らせ
2018/01/15

月組トップ娘役・愛希 れいかが、2018年11月18日の東京宝塚劇場公演『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』の千秋楽をもって退団することとなり、2018年1月16日(火)に記者会見を行います。

なお、会見の模様は当ホームページでもお知らせ致します。

ちゃぴさんの退団が発表されました。
ちゃぴさんが宝塚を辞める。

「ついに」なのか「ようやく」なのか「とうとう」なのか、自分でもよくわかりません。

ヅカファンから「宝塚の娘役」として求められるものはさまざまにあって、美しさであったり、可憐さであったり、芸の確かさであったり、また一方で(人によっては)男役さんから一歩も二歩も下がった姿勢であったり、ほどよい引き際であったり……。
「トップ娘役」を男役を中心に置いたうえでの「姑」目線で見るか、女性の憧れのポジションとしてとらえるか、一社会人としての自立した女性としてとらえるか。

対ちゃぴさんのスタンスがきっちり定まらないのは、旧弊的な(とあえて言う)考え方もいくらかは私の中に根を張っているからです。
こういう娘役がいてもいいじゃないかという気持ちとともに、「これでいいんだろうか?」という気持ちも奥底にくすぶっている。
もうちょっとアナタ、男役トップさんのファンにサービスしといたほうがこの世界では生きやすかろうにと思うこともあった。
それでもなお好きなことに違いはありませんでしたが。

ありがたいのは、特に娘1就任後中盤以降、「いいものを観せてくれた」と思わせてくれたこと。
「(任期が)長いじゃないかな」「もうそろそろ」という気持ちがあっても、実力でこちらの頬をはたき返してくれる。
ああ、彼女はまだ宝塚にいる価値があるんだと思わせてくれた。
「もうそろそろ」という脳内世間の声をかき消してくれた。靄を打ち払ってくれた。それはもう清々しいほどに。

退団発表がされたものの、実際に退団するのは10ヶ月以上も先。こんなに早いのも娘役では異例のような気がする。

異例の早さはおそらくちゃぴさん主演バウがあるから。
過去には例があったことは知識としては知っているけど(1998年の風花さんとか2001年のグンちゃんとか)、それでも十数年ぶりのこと。

ちゃぴさんは中卒娘役はトップになれないというジンクスを打ち破ったり、初のMPというかたちで退団を前にしない娘役でもディナーショーのようなことができるという前例も作ったりした。
7月の主演バウも、娘役主演公演の先鞭をつけるものであればいいなと思う。

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