『ひかりふる路』感想・2

2021-02-11雪組公演感想,雪組

もう大劇場公演が終わってしまった『ひかりふる路(みち) 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』感想の続き。
11月18日(土)に初回を観て、それから2週間経った12月2日(土)3日(日)のどれも15時公演を観ました。

2,3回目を観ながら「やっぱりさきだいのBLに見える」というのを再確認しました。(役名で書け)

ダントンの家での食事のシーン。
「俺が欲しいんだろう」と言い出したときにはどうしようかと思いました。
そうだよ、欲しいんだよ、BLだったらここで抱いちゃう流れなんだろうけど、ええと抱いたらどうにかなるのかな。合意であれなんであれ、なにかの流れは変わったよね?

それなのにこの話のダントンったら、「豪気な男」というセルフイメージにこだわってるのかなんなのか知らないけど中身を見せてこない。
ダントンがかっこつけずに、精神的に抱きにいったら――生身の自分で対峙していたら、どうにかなったんじゃないかと思わずにいられませんでした。
あああああもうバカっ!!

ガブリエル(ひらめちゃん)が生きていたらまたなにか違ったのかしら。
ガブリエルがダントンの背中をどやしつけて、マクシミリアンも母性で受け止めて、どうにかこうにかなってなかっただろうか……。
「おバカーーー!!」と叫びたくもなるけど可哀想なんだもん、マクシミリアン。

ていうかこんなにお姫様っぽい主人公(男)ってどうなの。
回を追って(というほど観てないけど)どんどんどんどん、ぴるぴるした白い総受けヒロインっぷりが上がっていったんだけど。
目がうるうるしすぎー。
あらゆることに動揺しまくりー。
「うわー、お姫様っぽーい」と思ってたら舞台上でも「お姫様」って呼ばれちゃうしさぁ。
劉衛強、ブロンソン・スミス、ドン・ジュアンときてこれかよ!
いやぁ面白いもん見た。

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