『クラシカル ビジュー』感想・6

2022-11-04宙組公演感想,宙組

・白ドレスの娘役と入れ替わりのようにして黒燕尾の男役さんが登場する流れがすごく好き。
宝塚の王道です。
稲葉センセイは「王道」やらせたらとても良いものを出してくる演出家だと思う。

・パレード。
エトワールはまどか。きれいな娘役らしいソプラノ。

続くのはうらら様で、音域も発声も自分のできる範囲で乗り切ったなぁ……という印象。
降りる位置が娘1の場所じゃないのかという残念さもあるが、まぁ仕方ないのか。
プログラムのスチールも普通の娘役の位置で普通のサイズだったし。

それでも客席からの拍手は大きくて、賛否はあれど愛されてきた娘役ではあるのだなと感じました。
うらら様は、一部からは信仰心のような崇める気持ちを寄せられていたと思う。
(私もそれに近い)
あの美貌と高貴オーラには「歌唱力なんてくそくらえよ!」と思わせるものがあった。

まぁくんの前、通常なら娘1の順番で降りてくるのは真風。
まぁくんが降りてくるとき、娘1ならチョコチョコと小走りになるところが真風だと悠々と大股で進んでいくのである。ちょっと面白い。

・前楽の日、まぁくんと真風が出るサファイアの場面の振付が変更になっていた。
360℃の縦回転のリフトがなくなってた。
特別美しいものじゃなかったし、観ていて不安になるものでもあったし……で振りが変更されたのは正解だと思う。
1回しか観てないので記憶が定かじゃないけれど、なんか2人が少し絡むセクシーな踊りだったような。

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