『クラシカル ビジュー』感想・4

2022-11-04宙組公演感想,宙組

●中詰総踊りのあとはラインダンス。
期待の研1娘役・夢白さんはいい位置にいましたね。華があるし踊れるし。
めっちゃ痩せてるので「ご飯食べて!」と思ってしまう。

●キャッツアイ。
まかうらメインの場面です。

うらら様の黒ドレス姿美しいわぁぁぁぁ!!
真風を翻弄します。
さんざん見慣れた感のあるシーンではあるけど、美しいものは美しい。
高笑い似合う。
真風に見せてる可愛いピュアな顔と、途中から全開になる悪女の顔の切り替えも素敵です。

この場面のあおいちゃんの歌がめっちゃ好きで。
よくあんな音域歌えるな。
高いところから低いところへ、またその逆をとどんだけ往還するねん。
のどとか脳の血管とかやられませんか?と心配になるほど。
これをきちっと歌いきるあおいちゃん副組長、すごいっす……。
胸元にリボンのついた衣装も可愛い。

この場面、ストーリーというか歌詞というかがすごい。
数々の路線男役(魂(男))から真風(猫の目色の紳士)が王冠を奪い取り、真風はそれを取り返そうとし、男役たちはエリザのルドルフよろしく真風を翻弄し、あげくうらら様(魂(女)A)に「重さに耐えられるなら」と王冠をかぶせられ1人沈められる。

邪推というか裏読みというかですが、

・「あまり見たことない顔立ちだけれど」(歌詞うろ覚えですが) → 星組からやってきて生え抜きではない
・王冠を盗む真風 → ほかの路線をさしおいて宙組トップ持ってった
・真風に王冠をかぶせ沈めて高笑いするうらら様 → 「私は娘1にならない(なれない?)けど、くそ重い責任に耐えてがんばってね!!」的ななにか(一種の砂かけ? もしくは呪い)

そんな風に感じられて怖い。
なんつーもんを作るんだ稲葉くん。
もしかしてファンがそう読み取ることを想像して作ってる?

まぁ、まぁくんから真風へつながるのは禅譲という感じだし、星組から来たのはけっこう前だし、真風より先にトップになりそうな組子はいなかったし、真風のトップ就任は妥当だからいいんだけど……妄想は妄想として扱えるので。
(これを仮に先代の月組でやったと仮定したら――肝が冷えるわ!!)

・シーン冒頭のポリスと影たちのやり取りは可愛いです。
なにぽわーんとなってんだ(笑)。

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