2017年『レビュー 春のおどり』感想・2

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・前景で助けられた赤子が大きくなって、皆様ご存知の五条橋の話へ。
牛若丸と武蔵坊弁慶の出会いです。

若き日の義経=牛若丸はトップスターの高世さん。
若い! 実年齢は若いわけないのに若く見える!
見事な白い貴公子ぶり。

対するは弁慶の桐生さん。
身体も存在感もなにもかも大きい人。
見た目はまさに「男」です。
この桐生弁慶がドハマりでめちゃくちゃかっこいい。

・「屋島」の景は楊さんの那須与一の見せ場から始まる。

那須与一はたしか中学校の国語でやったぞ。
楊さんの与一の踊り、面白いなぁ。
花道で前に出てはちょっと退いてを繰り返す楊さんの動きは馬上のものか。
寄せては返す波に行きつ戻りつしてるのかな。

本舞台に出てからの横移動の動きも面白い。
この場面、とにかく振付が素敵なんだよね。

矢を射るときの「南無八幡大菩薩――」の演技は、こちらの胃までキリリとくるような緊迫感があった。

扇が飛んでくのはやられた。
かっこいい。
舞台の使い方、演出がほんとによかった。

・二位の尼と安徳帝の入水の場面は、安徳帝いくつよ?みずらじゃないの?と思ったけどまぁいいか。
愛瀬さんの歌が染み入ります。

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Posted by hanazononiyukigamau