『星逢一夜』感想・1

雪組

雪組大劇場公演『星逢一夜』の感想。

まだ初日の1回しか観ていないので、感想がきちんと固まってません。
(いつもは1度目に観て漠然と思ったことを、2度目以降の観劇で確認するんです。でないと、間違ったことを勘違いしたまま書きそうで怖い)

8月に入ってから2度遠征する予定ですが、とりあえず初日に思ったことを書いておきます。

●子役時代がけっこう長いです。
で、たくさんの人が子役やってます。
ちぎ・みゆ・だいもんの3人だけじゃなく、ほんとにたくさん。
それも下級生のバイトじゃなく、けっこうな学年とポジションの人が。

『PUCK』みたいなもの――というか、『PUCK』以上に子役やってます。

この子役時代があって、大人になってからの彼らとちぎ晴興(紀之介)との対立が辛く迫るんですね。

みんな、普通にうまいです。
違和感に笑うかと思ったら全くそんなことはありませんでした。
芝居はもちろん面白かったけど。

ていうか、大ちゃんが(笑)。
本人のあの変なキャラを上手く生かしてるなぁ。

咲奈のちょび康もよかった。

あと、さらさやくらっちなどが出てますが、子役はなんせ「子供」なんでちょろちょろ動いて把握しにくい!
出番が多くていろいろやってるけど、それぞれが何をしてるかは1度ではよくわからない。
2度目以降の観劇でもその辺を確認すると楽しそうだな。

・ウエクミの日本物なので、ビジュアル的には美しいです。
バリバリの青天とかにはしません。
髪型もかなり好き放題やってます。

レオくんの前髪をてっぺんでつまんだような髪型は、チャラ男というか本人のギャルっぽさが出ているような感じでした。
あ、好きです。

●三日月藩の農民チームに比べて、江戸のお侍やお姫様は案外見せ場がなかった。
キャラが立ちにくいし……と思ったけど、何度か見ると違うかしら。

でも農民たちと違って華やかですね。

●幕府の収入を安定させるために年貢の取り立て方を検見法から定免法に切り替えたことが三日月藩の一揆へとつながる流れとなるのですが、「実勢に合わないなら戻せばいいじゃん」と思ってしまった。
もちろんこれは現代人の感覚。
(現代でもそうそううまくいきませんが)

が、なぜ戻せないのか、そのまま政策を進めなければならないのかは舞台上で語った方が親切だと思う。(語ってたっけ?)
「綸言汗の如し」とか、そうそう命を改めていては幕府の威信に関わるとかいろいろあるだろうとは思うんだけど。

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Posted by hanazononiyukigamau