『1789』感想・１
『1789 －バスティーユの恋人たち－』５月１２日（火）１３時公演を観てきました。
新公日の昼ですね。
初舞台公演なので口上からスタート。
当日のメンバーは惟吹くん・麻倉さん・彩音くんでした。
さて、とりあえず１回だけ観ての感想。
楽しかったです。
面白いとかイマイチだとかちゃぴの扱いがどうだとかこうだとか、いろんな話は耳に入ってはいたんですが、実際観たら気になりませんでした。
スペクタクル！ な感じでほんとたーのしかったー。
ちゃぴアントワネットが登場するヴェルサイユ宮殿のところと、派手なダンスシーンのあるパレ・ロワイヤル（広場）の場面はテンションが上がった。
そしてテンションが上がったまま、「次はなにがあるんだろう？」とわくわくしながら観られた。
●ちゃぴアントワネットのルーレット衣装すげー。
やばい、面白すぎる。
そしてアントワネット、可愛い。
少女っぽい、明るくて軽やか。
宮廷の華ですなぁ。
そして歌は涙腺を刺激する。
感情移入してか、泣きそうになった。
●役替わりオランプはわかば。
まさおと並んでいると「女子がいる！」と思えるのが新鮮。
そうか、普通の娘役とはこういうサイズであったか……。
まさおとのコンビは、すっとんきょうな感じが合ってるといえば合ってるのだろうか。
独特な節回しのまさおと、セリフ回しがアレなわかばが一緒に話すと、ちょっとえらいこっちゃな感じでもあった。
●『ＰＵＣＫ』ではよかったまさおの話し方は、普通の芝居だとやっぱり不思議な感じに……。
セリフのみならず、鞭打たれてのうめき声までまさおはまさお節なのだった。
監獄の場面は、ラザール・ペイロール＝マギーさんとのなんかのプレイっぽかったよ……。セクスィーな感じで。
（話はズレるが、牢獄のシーンを見て『仮面の男』ムラ公演を思い出した。
だまっちはこういうのをやりたかったのかなー、ていうかこのくらいにしとけばよかったんだけどな）
その後、マラーの印刷所に戻ってきたロナンが「でもあなたたちは飢えたことがない。」と言い出す意味がわからなかった。
なにいきなり怒りだしてるんだこの人、って。
たしかにダントンたちは坊ちゃんだろうけれどいきなりそんなん言われても困るでしょう。
――そう思っていたんだが、新公で理解した。
監獄でペイロールがいろいろ吹き込んでたんだわ。
なぜ本公演でそれがわからなかったのかというと、まさおの呻き声に心の中でツッコミを入れるのに忙しくて、マギーさんのセリフをおろそかにしてたのだな。
おそるべし、まさお節。
