『宝塚幻想曲』感想・2
●中詰
みりおの花魁は一瞬でした。
そして和風な衣装を想像していたらなんか中華風なので「あれ?」と。
下に着こんでいるタキシードのせいでしょうが、もうちょっときれいな衣装を期待していた。
・回りの出演者たちが側転とかしてたのはこの場面だったっけな。
みなさん運動神経すごいわー。
・歌い継ぎは慌ただしい。
・らいらいときらりが同期でデュエットしてるのは、これまた退団の餞の趣で嬉しい。
トップでこそなかったものの、花組の娘役として成果を出していた人には相応に報いてほしいから。
・太鼓の女・桜花ちゃんは、太鼓を打っているだけでも存在感がうるさかった。
・太鼓メンバーは途中で交代するのね。
中詰終わりで本舞台前方に出てくるのは「これ、うちの売り出し中の男役だから! よろしく!」的な感じか?
・みりおは「花組のトップ男役」という感じは薄い。
花組のセンターに立って、残念ながら月組時代には特に思わなかった弱さ・薄さを感じるようになった。
(元からハッタリ感のない人だしなぁ)
これが組風の違いというものなのか、組替えその他の(主に人的配置の変化による)影響か、真ん中というポジションによるものかはわからないけど。
それでもみりおは美しいし、歌は心地よくていいなぁと思う。
●「花に嵐」の場面
「黒影」のゆずかれーちゃんの銀橋歌は、3割くらいなに歌ってんだかわからないんですが、でもあの堂々とした感じはいいですね。
下手でも堂々としてるのは大事です。
「まだ新公学年なのにこんな場面を与えられていっぱいいっぱいです!」という感じがしないのも大物すぎる。
肝が据わってるわぁ。
研7で3番手というかなりの出世をしても当然だなという感じがするのもすごい。
・歌手に美穂姉さま。
芝居に続いて公演のクオリティを上げてくれます。
つーか、芝居・ショーとおして娘役さんは美穂姉さまかくまくまちゃんが主に歌ってた印象。
(コーラスでの4人口などはあるけど)
・最後は2人して亡くなるんですね。
日本物の心中もののような美しさでした。
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