『白夜の誓い』感想・2
観劇してから1ヶ月近く経ってますが、再度ムラに行く前に思い出し書き。
ていうか、「週末は北陸は大雪の可能性高いよー」とさんざん天気予報で脅されているわけですが、私は無事ムラに行き、そして帰ってこれるのだろうか……?
・グスタフⅢ世のテルは美しかった。
最初のほう、パリの場面でテラスに腰をかける、その裾をはらう動きがすごく好きだった。
宝塚の男役ってこういう仕草が美しいんだよねぇ。
グスタフⅢ世は優しく情があり、国を思う気持ちに熱さもあるんだけど、それがあまり表に出ず、冷たいとまではいかぬまでもうっすらひんやりした感じがあるのが、ものすごーくテルだなぁと。
・すれちがい夫婦テルみり。
ツンケンしつつもいつの間にかグスタフに心惹かれているソフィア、という設定はかなりご都合主義だなぁと思う。
そこに行きつくまでの流れがないんだもん!
ほんと都合いい!
(でもヅカにありがち)
それはともかくソフィアが祈ってた場面で、そこに現れたグスタフが「デンマーク流をとおすと言ったのは、君だろ?」(だったっけな? 言い回しはうろおぼえ)とばっさり言うところが好きです。
グスタフは冷血じゃないし、単なる事実の指摘だし、だけどそれだけに言われたほうがグサっとくる感じが。
グスタフ自身考えて言ってるんだか特に裏もなく言ってるんだかわかんない感じとか、言ってる本人が実は傷ついてるのかなとか、いやそんなことないかとかいろいろ考えてしまうセリフです。
・しかしこの夫婦が心理的に近付くきっかけがテッシンさんのセリフのみというのが……。
「実はソフィアさまは1ヶ月毎晩あなたのご無事を祈っておられるのですよ」的なことを聞いて、それで「君は勝利の女神だ」になってしまうのが安直というかなんというか。
・どうでもいい話ですが、テッシンさんのお名前がでるたび脳内で「鉄心」さんと漢字変換されます。
・せーこちゃんエカテリーナとみりおんソフィアの歌は『黒い瞳』かと思った。似すぎ。
でも、娘役のデュエットは好きです。
しかも上手いし。
(ていうか、ここが唯一の聴きどころなんじゃ……)
・ここでみりおんソフィアが「私は祈ることしかできないから」と歌ったのには「ほんとそれしかしてなかったよな」と深くうなずきたくなりました。
もうちょっと、積極的にスウェーデンのために働きかける場面があったらよかったんだけど。
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