『ラスト・タイクーン』感想・4
3月9日(日)11時公演と15時公演のダブル観劇でした。
都合3回観て、終わり。
●べーちゃんのセシリアは意地っ張りで強気な女の子。
すごくわがままだし、キキちゃんのワイリー・ホワイトへの扱いはひどい。
が、それでも可愛く思えるのは彼女の人徳(?)であろう。
「会社的に抹殺するわよ」とか、不穏なことも言うんですけどね。
自分が誘ったのに断られたパーティーにモンローが現れたのを見て、「どうして?!」と怒りと混乱で心あらずの状態でワイリーと踊ってるところはつい見てしまう。
父の情事に嫌悪感をあらわすところも好きだ。
怒ってばっかりだし軽率だし言うことはひどい。
労働活動に加わっていくのも売り言葉に買い言葉にしか見えないし。
でも演じてるのがべーちゃんだから許せるんだよなー。
●不倫現場に踏みこまれてほどけたネクタイで現れるみりおブレーディより、髪を撫でつけて整えてるローズマリー=くまくまちゃんのほうがエロいと思う。
あの高々と結い上げた髪と真っ赤な口紅に、彼女のプライドの高さが出てる。
●前に観たときより、ヴィヴィアン=きらりちゃんのコメディー度合いが上がってたような。
●マイティーの腕まくりはかっこいいな。
すごく男くさい。
●タソの医師が出てくる場面。
モンローに「良くなっているんだろう」と言われて、モンローに向けた手の伸ばし方が切なくてよかった。
●回る盆・セット・小道具を運ぶセリに小池さんの血を感じる。
(生田くんは小池さんの弟子っぽいのだ)
●キャサリンが「結婚します」というあとの蘭寿さんの動きがとても蘭寿さんだった。
●それに続く、みりおと蘭寿さんが銀橋に出てくるところの歌はすごく好き。
特にみりおの歌はいいなぁ。
すっと耳に馴染む。
また、本舞台で踊ってるだいもんのダンスも好き。
手の形にこだわりが感じられた。
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