『眠らない男・ナポレオン』感想・1

星組

『眠らない男・ナポレオン ―愛と栄光の涯(はて)に― 』1月18日と19日のそれぞれ11時公演を観てきました。

image

●初見の感想は「出演者の多いガラコン」。
1幕はとくに場面場面のつながりが薄くて、編年体の歴史を追ってるような感じがしたからかな。
「よくわかるナポレオンとフランスの歴史」で、あー、受験生はこれを観て勉強すればいいのにー、なんて思ってました。

でも専科さん(ヒロさん、美穂姐、みっちゃん)が出てる場面はちゃんとミュージカルとして見えるから不思議。

●音楽はきれいでした。
が、なんか単調。特に1幕が。

2幕は盛り上がる音楽も使われていたのでよかったんですが、1幕はわりと落ち着いた感じの曲が繰り返し使われていたので、余計に芝居が単調に思えたのかもしれません。
音楽の力って重要です。

ちなみに私が一番ぐっとくるのは、ナポレオンが島流しになる場面の兵士たちの歌です。
アカペラで、プレスギュルヴィック氏がまったく関係ないっていう……。

●フィナーレがなんだかとってもアレでした。

小池さんお決まりの2番手銀橋からスタートするのはいいとして、その後がとってもアレ。

・ロケット衣装がとっても変です。
なんぞその羽根……。
イメージしたいものはわからないでもないけど、変なものは変だっっ。
あとかぶり物も邪魔じゃないのかなー。

・続くのはべにーと真風のダンス。
鏡のようであり対のようであり、腐った方面ホイホイな組んだ踊りもあります。
まぁそれはいい。
(とりたてて萌えもしないんだが)

2人が踊ってるところに向かって娘役さんたちがわさわさと集まっていきます。
そのようすが、なんだかお仲間に見えます。
つまり、みんな腐女子に見えるっていう……紅・真風の絡みがアレなだけに。
そんなこと考えてるのはもしかしたら私だけかもしれませんが。

・ちえ含む男役ダンスは、最初のナポレオンの帽子がいらない。
途中からなくなってよかった。

・男役ダンスの終わりごろ、ねねちゃんが大階段に登場。
スカートをたぐるようにして後ろ向きに立ってるときはいいんです。
スカートを後ろを向いたまま広げると、ジュディ・オングか小林幸子かと。

そして正面を向くとパンツスタイルで、スカート部分は後ろにだけある衣装。
それがなんか蛾っぽい……(すいません)。

衣装その他、あんまり好みじゃないフィナーレでした。

0

星組

Posted by hanazononiyukigamau