『MOUSTACHE/ファム・ファタール』感想・3

OSK

ショーの感想もざっくりと。
記憶がかなり薄れてますが、メモと配布されたプログラムを頼りに書いてみる。
シーンの順番とかはかなりあやふやです…。

●タイトルは「ファム・ファタール」ですが、あんまり悪女系のショーではなかったです。

●黒ドレスの娘役さんと桜花さんの登場からスタート。娘役さんがかっこいい!
そのあと男役さんも出てきます。

●桜花さんと公演2番手の人(高世さんと桐生さんの役替わり)が客席に下りて歌う。
近くの人嬉しいだろうなぁ。
この公演、通路の後ろの席がひたすらおいしいです。

●ここからストーリーものっぽい流れになります。
「運命の恋に巡り合った男女の愛の形」の物語が2つ。

ストーリーテラーの役割を果たす平松さんが登場。紫のアオザイみたいな衣装がすてき。
平松さんは、やっぱりきりやんの女装にみえる……(大好き)。
退団だからか、ばーんと使われていて嬉しかったなぁ

ちょっとした通し役で、役名は「ラーラ」だったっけな。運命を見届ける者、と言っていたような。
愛や絆について語る。

そして公演2番手の人のシーンにつながるんですが、高世さんの回と桐生さんの回ではやってることが全然違うんですよね。

●桐生さんバージョンはコメディ。
服のセンスが致命的に悪くていろいろとダサい桐生さんと、高飛車で素直じゃない牧名さんのコンビの恋物語。

全力でおかしいです。
どっかんどっかんウケてます。
ここでも桐生さんの滑らなさっぷりといったら……!
(そして桐生さんのコメディって蘭寿さんのそれと似てるなぁ、と毎度思う)

そして牧名さんの困ったちゃんでありつつもそのかわいさといったら。

桐生さんが撃たれたと思ってその横で「ほんとは好きだったのよー!」とあさっての方向を見ながら独白する牧名さん。
でも実は防弾チョッキを着てたから桐生さんは死んでなくて、それをニヤニヤしてて聞いてる。
体を起こしてたのに牧名さんが桐生さんをチラっと見るとバタンと倒れて死んだふり続行――というベタすぎる流れです。

●高世さんバージョンはシリアス寄りのファンタジー。

高世さんは退役軍人。
ラーラに促されて、彼が会いたいと思っている人について語る。

高世さんの思い出のシーンがスタート。
軍人のとき、ジャングルで妖精と出会った。

妖精役は牧名さん。緑のドレスで軽やかに踊る。
この「人でないもの」の存在感がすごい。
フェアリーだ、の一言ではすませられない。

透明感も浮遊感も、運命の力もなにもかも見せてくれる。
歌劇の娘役さんのすごさを感じる。惹き込まれた。

現代に戻り、白い花(ジャスミンみたいなの)が2人を再会させるよすがになります。
妖精は人間の女性になり、高世さんと再会して場面は終わり。

0

OSK

Posted by hanazononiyukigamau