『Victorian Jazz』感想・4
『ヴィクトリアンジャズ』の脚本に文句は言いたいけれど、それでも楽しかったことに違いはないのです。
出演者は素晴らしかったしね…!
今作品の2番手だともヒロイン(笑)だとも言われる、アーサー・コナン・ドイルのおーとりまゆちゃん。
上手かったー。
私が観た3回がどれも楽に近かったせいか、初日あたりよりだいぶパワーアップしていたようで。
弾けてました。
特に女王陛下からお召しの手紙を持ってきたところで「早く早く!」とぴょんぴょんしながらナイジェルに促すところがおかしかった。
千秋楽は4回くらいやってたよね。
どこの信号待ちの犬だ君は。
すごいなぁと思ったのは、そんなに弾けてても舞台を壊してないこと。
やりすぎなくらいやってるのに、それしか印象にないとか、芝居の邪魔をしてるとか感じなかった。
バランスがいいのか…?
すごく不思議だった。
ナイジェルがインチキ交霊術師だと知っていなくなった後、再度ナイジェルの前に姿をあらわすところの演技もよかったなぁ。
彼の嘘に傷ついてないわけじゃないんだけど、やっぱり彼のことが好きだし、力になりたいし――って感じがね。
ああなんていじらしい。
アルバート公の霊が降りてくるところもやりきってたなぁ。
すごく面白かった。あの動きは真似したくなる。
ラスト、旅だつナイジェルにがばぁっと抱きつくところとかすごくかわいくていいヤツ。
このへんがヒロイン(笑)なんだろうなー。
でもサラが現れたらあっさり身を引く(違う)あたりがまた友情のあるいいヤツなんだけれども。
ともかくも、コナン・ドイルはかわいくていい役だった。
おいしいなぁ、まゆぞう。
とはいえ、おいしい役をちゃんとおいしくするのは役者の力量。
彼がうまかったからなんだよね。
歌もうまかったし、本当に安定していつつ、笑わせてくれたのはさすがだわ。
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