『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』感想・4

2022-10-15宙組

●芝居の中身上、1人1役では男役が足りない。よって、人によっては何役もやったりする。

すっしーさんは皇帝フリードリヒ4世とフレデリカの父(ほとんど出番がないが)。
それだけではなく、オープニング映像で初代皇帝もしておられるのだ。
えーと、初代・ルドルフからフリードリヒ4世まで500年くらい経ってるんだっけ。遺伝子濃すぎ(笑)。

●まぁくんのキルヒアイスは悪くないんだけど、もうちょっと智将っぽさが出たらよかった。
優しさとかあたたかさとかはまぁあるんだけど、なんかほんやりしてる。
もう1歩分、濃くなってくれたらなぁ。

●ちーかいの双璧は雰囲気が出てた。
特にちーちゃんがかっけー!!
あのビジュアルだけで十分存在意義があるわ。そしてあの端正さはすごい。

●ヒルダ(=ヒルデガルド)は才気煥発な行動力のある女性というイメージを持っていたんだけど、なんか思いこみの激しい変な人にみえたなぁ…。
ラインハルトとの初対面で「あなたこそ理想の…!」って言ってるからそうみえるのかも。
原作での丁々発止のやりとり(ラインハルトに与するときに、マリーンドルフ家の領地を安堵させるような賢さ)が好きだったから、そういうキャラじゃなくなってたのが残念。

しかしみりおんは今回も地味であった…。
登場シーンのカツラ(前髪ありのポニーテール、ドレスに合わせた白と茶?のリボンみたいなアクセサリー)、どうにかなんないかな。
かわいくみえない。

わんさか人がいるシーンで登場するんだから、ここでばしっと「ヒロインです!」と印象づけてほしい。
華はなくても、似合うものを。

軍服&ショートカットは悪くなかった。

歌はもちろん今の娘1の中では上手いし、演技も悪くはないと思う。
でもよくも悪くもアクがなくて、印象に残らない。

決して邪魔になることはないんだけど、「よかったー」とか「面白かった」とか「キレイだった」とか、言いたいことが残らないのが残念。
ヒルダという役のせいではないと思う(だって、いつもそうだから)。

でもこれは単に好みの問題という気もするし、贅沢な悩みなのかもしんないな。

あ、ヒルダの持ち歌で「ブルーブルー、アイスブルー」って歌うんだけど、「アイス」という言葉がでてくるたびにキルヒアイスが浮かんで困りました。

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