『復活』のヤだなぁ、と思ったところ。
●なんつっても、歌詞がひどい。
こんなに歌詞が書けない人だったっけ、ダーイシって。
詩情もなにもあったもんじゃない。
「恋は人生のデザートと思っていた けれど いつしか メインディッシュになっていた」
ってなんやねん、それ。
みりおん演じる婚約者ミッシィが一気に変な女になったわ。
「私は恋の被害者 それとも冷たい観察者…」
蘭乃ちゃんのカチューシャソロもたいがいだわ…。
(歌詞はうろおぼえです)
対になる言葉を並べりゃいいと思ってませんかね。
そういや副題からして「恋が終わり、愛が残った」だもんな。語呂が悪い。
もっとピシッとくるものがあるはず。
●おじさんの家で、若き日のネフリュードフ、カチューシャ、シモンソン、パーブロアが顔を合わせるところ。
シモンソンがどうして革命家になったかという話をしたあとでカチューシャがパーブロアに水を向けると「私は恋をしない女なの」と話し出す。
「そちらは恋人?」と訊かれたわけでもないのに。
流れ的におかしくないか。
誰も君の恋愛事情なんて聞いてませんがな。
せめて「私はシモンソンの同士なの」から話をはじめりゃいいのにな。
カチューシャがシモンソンとパーブロアの仲(もしくはネフリュードフ公爵との男女関係)を勘繰ってる風でもなかったから、すごく変な感じがしたんだよ。
●医療刑務所でカチューシャに乱暴を働こうとする男・ウスチーノフ=らいらい。
登場したときからうさんくさいヤな空気を醸し出してるのはさすがだなぁ。
そりゃカチューシャもうざがるわ。
しかし「(世界各国の男相手に売春してきて)お前の体は世界旅行をしてきたんだな」というセリフにはどうしようかと…。
なんせ言ってる人が過剰にエロいんで、すみれコードぶっちぎれてたわ。
原作をちゃんと読んでるわけではないので元々あるセリフなのかどうか知らないが、すごくダーイシ的だなぁ、と思いましたよ。
仮に原作にあるセリフだったとしても、宝塚の舞台で聞きたいものじゃなかったな。
コメント
>>私は恋の被害者 それとも冷たい観察者
いや、私もここで「はぁぁ?」となってしまい
ちょっと考えていたら、なんか場面が変わってたりで
石田先生にひとこと文句を言いたかったですよ!
ほんとよくぞ指摘してくださいました
>hanihani さま
>>私は恋の被害者 それとも冷たい観察者
このあとにもうひとつ対句的な表現が続いてましたよね。
でもって、あいかわらず石田センセイのヒロインの歌は湿っぽいです。
それも好きじゃない理由かもしれないです。