『小さな花がひらいた』感想・3

●じゅりあ様は芝居にショーにと大活躍でしたなぁ。

芝居ではお金持ちの若くてかわいい娘=おゆうの役。
おりつにとっては子どもたちの処遇をめぐって町内と問題になったときに彼女に助けられた、という恩もある。

おゆうちゃんはすごくいい人で邪気がなくて、苦労知らず。だから子どもたちを喜ばせようと楽しみばかりを与えてしまう。
そしておりつの考えと対立してしまう。

でもそれが女同士の戦い! 的な火花散るような感じじゃなくて、「今回だけ、ね? お願い」とかわいく手を合わせてしまうものだから、よけいにおりつの居心地は悪いという…。
おりつがコンプレックスを刺激されるのもわかるし、みじめになるのもわかる。

えげつなくなりそうなところなんだけど、さらりとかわいくやってるからすごいわ。

●道灌山でみつるがセンターで踊るところ。
子どもたちがマネをして遊ぶんだけど、ここでも姫花のあつがイイ。人より遅れてうまくできないのがなんともかわいい。

●いっちゃんの演技はやっぱり好きだわー。
きりっとしたところもはんなりしたところも、下町の情の深さも商売人のしたたかさも女手ひとつで娘を育ててきた強さも色気もあって。

一筋縄ではいかないけどいい人なんだよね。

●町人のおかみさんの中にとってもヒメテイストな人がいた。いぶちゃんだった。

●ふみか様はゆがみなくおっさんでした。なんて違和感のない。
1回目に観たときは悪代官的なものになるのかと思ってましたが全然そんなことなかった。

魚万に火をつけた犯人とかそういう方向で想像してましたごめんなさい。
そんでまゆたんを金で縛ってその代償として(以下自重)。

●ラストシーンは一度幕がおりてそれで終わりかと思った。席が中ほどじゃなかったら立ちかけてたわ。
まさかカーテンコール的に出演者が出てくるとはねぇ。

ここでも「よいしょっと」と扉を開ける姫花が神がかってかわいかった。

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