『仮面の男』2回目です。今度はちゃんと最初から観れました。
映画版は未だにみてないのでストーリーや人物設定その他の違いはわからないですが、余計な部分が多く、「こんな舞台の使い方もできるのよ!」的演出が過剰だなという意見は変わりません。
でも人間って慣れるものだね。
2回目にして早くも慣れてきた気がします。単にあきらめただけかもしれませんが。とりあえず眠くならないのはいいかなぁ。
だからといって「リピートするわ!(できるんだ!)」という気にもなってませんが。
オープニングはふつうにかっこよかったです。
全編この調子でやってくれればよかったのになぁ…。
シリアスな芝居を中心として、たまにハートウォーミングな場面を入れて、テンポよく進めていく。
モリエール一座の場面は謎でした。
必要ないよなぁ、あれ。
時代背景がわからないと困る話でもないし、「早わかり世界史」はルイ14世の時代のなんの説明にもなってないし。
ていうか、大変申し訳ないんだが、あの場面は舞台が埋まってないように思えた。
すっごくスカスカにみえた。
人数的なものや装置のせいもあるけど、スターとしての経験値不足の人たちにあれをやらせるのは酷だよー。
演出的に盛り上がる仕掛けもされてないし。
ていうか、退団するしゅうの「水戸光圀」…。
なんか、もうちょっと配慮してあげてよ…。
ピンボールの場面は思ってたよりマシでした。娘役ちゃんのドレスがわっさわっさしてるのが目に優しい。
ボール係のあすくんはいつも「どやっ」とテロップをつけたくなる表情をしてるな。
娘役の椅子ダンスやら唇ベッドのときの衣装は意味がわからん。
大囚人ナンバーは相変わらずアレだけど、看守のがおりちゃんのダンスがうますぎて笑えた。
こんな変なシーンなのになぁ、うまいよなぁ、場面のキツさとの落差がすごいよなぁ。
うまくてもこの場面のひどさが消えるわけではないけど、がおりちゃんはみてて楽しいわー。
文句言いつつ、何度かみればそのぶんだけツボは見つかるものだ。
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