『ドン・ジュアン』感想・5

※腐った話注意※

芝居の最初、ドン・ジュアンに深くかかわった人たちが彼を思って歌います。
ドン・カルロ、イザベル、ラファエル、エルヴィラ、ドン・ルイ・テノリオが、それぞれの立場でそれぞれの思いを声にし、おそらくは亡きドン・ジュアンを呼び覚ます。

咲奈演じるドン・カルロは「憎んでいなかったといえば嘘になる だがそれ以上に愛してもいた」(歌詞うろ覚え)と。

しょっぱなからぶっとばされました。
い、い、い、いくたせんせいー?!

これは原作準拠なんですか?
なんか知らんがありがとうございます。

だい咲(あるいは咲だい)萌えは今のところないんですが、それでも深くお辞儀せずにはいられません。

ドン・カルロは、ドン・ジュアンのものわかりの良すぎるお友達ポジです。
ドン・ジュアンに捨てられた妻・エルヴィラを密かに想うというポジションでもあります。
でもストーリー解説中に名前が出てこなくても問題なし、彼がいなくても話は進むくらいの役です。
ただし、それでは話に厚みが出ない。

けれど、その厚みをきちんと出していました。
彼がいると舞台があたたかくなるもの。

基本的にドン・カルロはドン・ジュアンのことを「友達」と思ってそうですが、逆はそうでもなさそうなのが……泣けるやら笑えるやら。

・でも「お前の父上が呼んでる」と言いにいったときに文句言いながらいっしょに帰ってくれるドン・ジュアン。
優しい……(のか?)。

・ドン・ジュアンが酒場にいるのを見咎めて「でもここにくると思ってたんだろう」と言われるドン・カルロ。

バレてる……。
バレバレやがな……。
自分がここにくるのをわかってドン・カルロが張ってるだろうって、なんなの、これは信頼?
なんだかんだ言ってもお前は俺のことが好きなんだろう的な……? 文句言いつつ追っかけてくるよねー(笑)的な?

・「悪の華」の前にドン・カルロが「お前にはそれほどの自制心もないのか」というのは、ドン・ジュアンを煽って自制心を失わせるためかと思った。
ドン・ジュアンって説教されると倍キレそうな人だし。

そしたらほんとにドン・ジュアンがドン・カルロに跨ってたな。
あの体格差を物ともせずに。

えーと、ドン・ジュアンが襲い受けにしか見えませんでした(大好物)。

1回くらいは関係持っててもおかしくないな、あの人たち。
やっててもやってなくても結局萌えるけど!

・酒場でラファエルがドン・ジュアンに斬りかかるところ、ドン・ジュアンの後ろで剣を抜いてるドン・カルロが素敵すぎます。
騎士か!
お前はお姫様(笑)を守る騎士か!

ラファエルにすればなんでかドン・カルロと戦うはめになったとき、守られたドン・ジュアンは「あー痛てー」とばかりにドン・カルロの心配をしてないのもツボです。
ドン・カルロのことをどうでもいいと思ってるのと同時に、どうせ負けないとも思ってるんだよね。たぶん。
完全にラファエルの相手を任せてるし。

――なんかドン・カルロが理想の騎士すぎて素晴らしかったです。
無償の愛すぎる。
白い騎士が背中を守ってくれるから、ドン・ジュアンも好き放題できるってなもんだ。

さて、これ3回観ましたが、ドン・カルロは、ドン・ジュアンのことを憎んでたか?
全力で騎士すぎて、憎んでたところがわからず仕舞いでした。
もう「憎んでた」ってことにして、自分の愛の深さをごまかそうとしてないかってつっこみたいです。

《追記》

時系列おかしいとつっこんでもらいましたので一部訂正しました <(_ _)>
ありがとうございました。

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