『ONE』感想・1

作・演出は草野氏。
かつてレッホッシーやらボレロやらで私をげんなりさせたことのある、いわば「前科者」とでも呼びたいようなお人であります。

ゆえになるべく期待はしない、いいものを観たいなんて言わないので大過なく終わりますように、くらいにしか思ってませんでした。

観終わった結果、ふつうに面白いショーでびっくりしました。
ふつーはふつーであって「良作!」とか「何度でもみたくなる中毒性がある」などと言う気はないんですが、オーソドックスで明るくてテンポもよい、悪くないショーでした。
普通に回数観れます(普通ばっかり言ってる)。
1階席は客席降りもあるし。

彼の作品でいえば、レビュ誕には及ばないけどそれに近いくらいには面白かったかな。

『ONE』感想・1

振付その他も前作のラプムンよりよかったし(前作は振付が最悪だった)、衣装の色合いもそれなりだったし(あくまで草野比…幕開きのまりもちゃんの蛍光オレンジのドレスはどうかと思う)、へんなギャグも控えめ。
私を苛立たせる要素が少なかったのです。

黒塗りじゃないからよかったのかな。テーマがアフリカ・南米だとわけわからんことになりがちなのかも。
ご老人コントもなかったし。
意味不明な記念日ソングもなかったし。

地名ソングは…「宝塚」言うてたなー。
まさおが「宝塚」「宝塚」と歌うたびなぜか現実にかえってしまうのでここだけはどうにかしてほしかったわ……。
(歌手がきりやんだとそれほどでもないから不思議)

ショーの前半は園加退団公演な雰囲気で(きりやん退団公演だという説もあるが)、後半が宝塚賛歌な作りでした。

突然ですが、私は「宝塚賛歌」が基本嫌いであります。

これがタカスペやOGも一同に会しての特別公演ならいいんですが、普通のショーでやられると地味に腹が立つ。

宝塚賛歌をファンが歌うのはいい。
ジェンヌが歌うのもいい。
が、それを通常の舞台でやられると、観客(=私)がおいてきぼりにされた状態でジェンヌに「私たちすごいでしょう? 素敵でしょう?」と言われているかのような気持ちになるんです。
「宝塚賛歌」ってようは自画自賛ソングですから。
観客を前にして「あたしたちスゴイ」「ウチの劇団ナンバー1」ソングを毎度毎度見せるってどーなのよ。
こちとらあなたたちを賛美しにきたんじゃなくて、お金を払って楽しませてもらいにきたんだっつーの。

そういうところで微妙にモヤモヤしてしまったのでした。

話はかわりますが『ONE』の主題歌ってなにげにすごい歌詞ですね。
「あなたと私 一つになれば 命 生まれ」だもんなぁ。
スミレコード…と反応するほうがいかんのだろうか。
素直に命の尊さを感じておくべきだろうか。

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