パラプリ感想・6

『Paradise Prince』感想の続き。
※ネタばれ注意※ (←超いまさら)

スチュアートの妹マーガレットはアリス。
劇中「マギー」と呼ばれるたびに月組の濃ゆい人の顔がうっかり脳内に浮かびますがそれはさておき。

マーガレットはしっかりもの。
できた妹です。
スチュアートの荷物をちゃっちゃと送るところなんか手際がよさげ。

しかしアリスは妹役が多いよなー。
『バレンシア~』では蘭とむ(役替わりでみっちゃん)の妹をやってたし、『ネバスリ』でも蘭とむの妹だったし。
私が知らないだけでまだありそうだ。

花組のそっくりさん=彩音ちゃんもしょっちゅうセリフが「お兄ちゃん」だし。
この顔は妹役が回ってくる宿命なのか…?
(と思ったけど、花様はそうでもなさそうだな)

おっとりした妹が回ってきがちなのが彩音ちゃんで、ちゃきちゃきしてる率が高いのが多いのがアリスですね。

スチュアートのお母さん=ローズマリーは美穂姐。
きれいです。
夢見る少女のような感じがあります。
自分の見たい夢と子供自身の希望とをごっちゃにしてしまう困ったお母さんです。

その哀しさがせつなくてどこか愛しい。
愛する夫を失って、静かに壊れている状態がやりきれない。病んでる母をつっぱねるのって疲れそうだし、スチュアートが優しい子なだけにむつかしそう。
このじわーっとした支配関係は怖いものがあるよぅ。

終盤、美穂姐のセリフが泣かせます。
どれだけ夫を愛していたか、どうして息子を手放したくなかったか。
夢の中に生きて、現実から目を背け続けてきた母にはそれなりの理由があったの。
それがものすごい説得力で、こちらの胸にすとんと落ちる。

そのローズマリーに求婚するのがヒロさん演じるハワード。
お父さんの親友で、ずっとスチュアート達を見守ってきたという設定です。温かみのある紳士。

プロポーズの際に、指輪が。
12年間ずっとタイミングを計って、持っていたそうな。

って、12年間ずっとスーツにしのばせてあったのか!?

どないやねん。
「コマがなんだーっ!」(@オサ)を思い出しました。
あのレベルの物持ちのよさ。


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