『凍てついた明日-ボニー&クライドとの邂逅-』初日についての感想の続き。
えーと、あらかじめ断り書き。
以下、劇中の台詞を出してきたりしてますが、いかんせん容量の少ない脳みその記憶に頼って書いております。
ですので、ま、正確なものではないと思ってくださいな。
ニュアンス的にこういうこと言ってるんだなー、と思っていただければ。
お前間違ってんよ、と思ってもお見逃しください。
はい、ではどうぞ。
ネタバレはもちろんありますよ。
とにかくみなこがかわいかった。
そしてかっこよかった。
衣装や髪型もよくて、スタイルがいいから見栄えがした。
終演後は姉と「愛原実花いいよね。超かわいいよね」な話に終始した。
ほんっとに見た目がよかったの。
同じ衣装をさゆが着用するのか?(・・・大丈夫なのか?)と、いらん心配をしてしまうくらいに。
もちろん演技力も。
元の夫であるロイに残してしまった気持ち、
それを持つ自分を苛む心、
母に対する愛情、
世の中のいろんなことに対するやりきれなさ(特に女性が働く上での)、
ジェイムズ達に対する母性を思わせる優しさ、
それからクライドへの愛かなにか判別できない気持ち。
それらを一人の人間の複雑さとしてきちんと含包させていた。
ボニーとして立っていた。
すごく地に足の着いた感じで。
クライドを愛したいという想いはあるんだけれども、ロイへの愛が残滓となってそれに囚われてしまって愛せないように見えた。
愛せないというよりは、クライドを愛してはいないと信じていた、いや、信じようとしていた、というべきか。
そのためにボニーは内心を整理できなくて「愛ってそんなに大事なの?」につながっていくように思えた。
やたらに愛を語る作品が多い中でこの作品は異色。
そんな台詞を聞いたのは初めてだ。
だけど見ていて清々しかった。
「愛さえあれば」な考え方が単純にすぎると感じていて、そこで下手な嘘をつかれるのはごめんだ、って気持ちが私にはある。
でも夢は見たい。どこかで、美しい形で。
それを表現してくれたのがこの作品だと思う。
「誰でもよかった。あなたじゃなくても」
「誰でもよかった。でも君だった」
美しい、私の感じたかった嘘だ。見たかった夢だ。
さて私たち姉妹には大絶賛なみなこですが。
あとは歌かなぁ・・・。
そこさえなんとかなれば。
正直なところ、かなめとのデュエットはちと(ry
元の曲がむつかしいのか、二人の歌唱力によって必要以上にむつかしい曲(音程がよくわからん)になってんのかがわかんなかったの。
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