『赤と黒』感想・2

あすかのレナール夫人もすごくよかったです。

あすかのイメージって、
・おきゃんな現代っ子(ヘイズ・コードとかシークレットハンターとか)
・居丈高な女性(マラケシュ~とかエル・アルコンとかエリザ新公とか)
こういった役の印象が強くて、貞淑な夫人ってどうなんだろう?と思っていた。

貴族の女性でもアクの強い役が印象に残ってて、思い出すのは「貞淑」という言葉からはかなりはみ出したところばかり。
もちろんそれでも演技力でなんとでも演じきってしまうんだろうなー、とも思っていたけれど。

でも。
想像以上でした。

邪気がなさそうで、しっとりしてて、平穏な日々を送ることに疑いもない、貞淑で美しい人妻がいました。
美しさと上品さを兼ねそなえて、ジュリアンが野望よりも愛を選ぼうとするのも納得するような。
決して能動的に働きかけるわけではないけれど、確実にそこにいるという存在感のある貴婦人でした。

レナール夫人の役って、まずなにより美しくあることが必須条件だと思う。そうでないと地味で魅力がわかりにくくなる。
そういう意味で、娘役芸がきちんとしていないとむつかしそうな役だー・・・。

ほんとにすごいなあ、役者って。

瞳子ちゃんのジュリアンに惹かれていく過程、自分の情熱に気づくところがリアルでした。
特に、ジュリアンに手の甲から腕にかけて口づけられていくときの戸惑いの表情。
相乗効果で非常にエロかったです、はい。

ラ・モール侯爵あての手紙を書いた理由を告白する場面も痛々しく切ない、いい場面でした。
相愛であったことがわかって二人ともが幸せそうで。
二人は別れて、ジュリアンは罪を問われ、行く末に明るさなんて微塵もないのに。

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