『REON!!』感想・7
くれない紅子さんのご案内場面の続き。
ここからコント。
幕が開き、いかにも宝塚なレビューが繰り広げられようとしている。
白いドレスのれみちゃんが中央にどーんと立っている。
美しい。なんて正統派なれみちゃん。
いつもバーレスクや「オー11」のダイアナなノリでいるわけではない(それももちろん大好きですが)。
そして堂々と歌いだす。
歌は「タカラジェンヌに栄光あれ」だったっけな。ただし、替え歌バージョン。
「タカラジェンヌ」の部分をぜんぶ「ユズキレオン」に替えたもの。
王道レビューの香りを漂わせながらやってることはパロディ…というシュールさに脳がくらくらしました。
そして壇上にトップスター登場。
うしろ向き、羽をしょって体を揺らすんだが…「ユズキレオン」と呼ばれたその人の中身はねねちゃん。
ちいさっっ。
中の人が小さいわけないのにすごく小さく見える不思議。
わざと小さくみえるような衣装を着せてるのだろうか? と思えるほど。
で、そのレオンちゃんのおっかけのちえ子ちゃん(=女装したちえ)と、それを追いかける紅子さんが登場。客席の上手扉から登場し走ってきます。
お小遣いをはたいて買った花束をレオンちゃんに渡せなくて怒り心頭のちえ子ちゃんと、それを取り締まるのが役目の客席係の紅子さんのやりとり。
それにいつものごとくお客さんが絡みます。
お客さんのノリが凄いのは前にも書いたとおり。
投げかけられる声をがんばって拾います(主にべにーが)。
しかし拾いすぎて「今、どこまで話したっけ」な感じになるようです。
12時公演では紅子さんが「私ちょっとフォゲットよ」とルー大柴ぽくなってました。
初日あたりに比べてファンのかけ声がかなりすごくなってるらしく、それに応対するために言うべきことがわからなくなるらしい。
細かい流れは忘れましたが、ちえがべにーに「もっと目を見開いてみろ!」と言い放ってたのは覚えてます。
で、べにーが「オペラグラスで見ろ!」と気合いで目を開けてました。
それを半笑いでみるちえ。
途中でどっちがキレイか合戦がはじまり、それに客席が乗り…。
ファンの「きれい」合戦に「ヴァーサスね」と言う紅子さん。やっぱりルー大柴風。
なんとか話は舞台に戻ります。
スターの出待ち風景が繰り広げられ、ちえ子ちゃんはまんまとレオンちゃんの楽屋に侵入(あかんやろ)。
化粧前でねねちゃんが「ライライライライ…」と歌ってるのが笑えます。
男役としての悩みを切々と語るレオンちゃんを励まし、なんか心が通い合ってるっぽいちえ子ちゃん(トップ娘役になるのが夢)。
これに続く、紅子さんに見つかってなぜかレオンちゃんを中心としたブリーザ争奪戦の様相(音楽もそれ)を呈する流れがアホらしくて好きです。
そしてほんとしょーもないオチも。
内輪受け感はありますが、アホなノリを全力でやってくれるのは楽しいです。
もしもう1回観れるなら、SUZUHOファンのノリとREONちゃんのファンのノリの違いを確認したいです。
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