死亡報道を受けての劇団の対応2つ

先日の現役タカラジェンヌの死亡報道について、昨日と今日にかけて公式に発表が出ました。
まずは公式に発表がなされて、少しほっとしました。

宝塚歌劇団に関する報道について
2023.10.01

昨日、宝塚歌劇団員の死亡に関する報道がございました。
謹んで心より哀悼の意を表します。
また、ファンの皆様ならびに関係者の皆様にご心配をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます。

ご親族の心情に配慮し、詳細につきましては公表を差し控えさせていただきます。
今後は生徒の心身の状況を十分に配慮しながら、対応を検討してまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

宝塚歌劇公式サイト

宝塚歌劇団 理事長より
2023.10.02

この度の歌劇団生徒の急逝につきまして、心より哀悼の意を表するとともに、お客様にはご心配をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます。
歌劇団といたしましては、生徒の体調も含めた安全を第一に考え、それらを確認したうえで今後の対応を考えていきたいと思っています。そのため、専門家にも入っていただき、一人ひとりの心のケアなどにも時間をかけ、生徒の心情に寄り添ってまいります。
何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
なお、報道関係の皆様におかれましては、ご家族、ご親族の深い悲しみにご配慮いただき、ご親族への取材や、歌劇団員への取材、憶測での記事掲載などはご遠慮くださいますよう、切にお願い申し上げます。

宝塚歌劇団理事長 木場健之

宝塚歌劇公式サイト

亡くなられた生徒さんのお名前はいまだ明かされないまま。
もうある程度、どなたが亡くなったかは宝塚ファンは分かっているところでしょうが、あえて名前は出さない。
ずっと公表せずに、公式の生徒一覧からも削除せずにということはどうしたって無理でしょうから、とりあえずの処置でしょう。
亡くなり方が通常のものとは違いますし、まずは生徒さんやお身内のプライバシーや心理状態を最優先したものと推察しています。

ただの好奇心を「知る権利」「心配だから」などと言い換える下衆さは持ちたくないので(実際は私も持ってますけどね、そういう下衆さ)、これはこれでいいと思います。
いいというか、公表するとしても今ではないでしょうし。葬儀などもあるでしょうしね……。

生徒さんたちもかなりショックを受けていると聞いています。
つい先日まで一緒に舞台を作っていた仲間が急に亡くなった、それも自ら命を絶ったとあれば、当然のこと。
自分に責任はなかったのか、なにかできたことはなかっただろうかと責める気持ちも生まれるでしょう。

だからまず心のケアを。
簡単にはいかないでしょうが、それでも何らかの対応をすることが企業の責務なのでしょう。

ジェンヌさんが亡くなった理由が劇団での仕事や劇団内での人間関係などに由来するかは今のところは不明ですが、二度とこのような悲しいことが起きないことを祈ります。

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コメント

  1. レインメーカー より:

    こんにちは。

    この件に関しての感想ですが、宝塚ブログランキングの上位のブロガーのほぼ全てがこの件を取り上げていますが、自殺を助長する可能性があるのがほとんどだと感じました。ブログはマスコミではありませんが、ランキング上位ならば自殺報道ガイドラインに沿う必要があるのでは?と思いました。

    あと「ジェンヌに寄り添う」なんてブログが多かったですが、そのジェンヌ、上級生も同期も場合によっては下級生の中にもイジメた人、イジメに加担した人、イジメを見て見ぬ振りをしてた人が確実にいることを忘れている気がして疑問でした。

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