『Stella Voice』を見たんだ・1

星組公演感想,星組

星組バウ・ワークショップ公演『Stella Voice』をライブ配信で見ました。
4月8日(土)15:00開演、千秋楽は翌日です。

98期のぴーすけを筆頭とした星組若手を中心としたワークショップで、歌を聴かせる公演です。
本公演ではほとんどソロを聴いたことがないメンバーたちながら……上手い!!!
こんなに歌える中堅~下級生がいたのねぇと驚くことしきりでした。
娘役さんたちなんか、みんなエトワールやってくれていいよ!!って言いたくなったよね。

私は残念ながらチケットが外れたので見るのはこのライブ配信のみですが、噂では回を重ねるごとにジェンヌさんの成長が見て取れたそうで。
場数、経験値って大事だもんね。
100の稽古より1の舞台とも言いますし、人前でソロを歌う経験は何物にも代えがたかったのではないかと思います。

今回の経験は、若手だけでなく、ぴーすけにとっても価値あるものだったはず。
ワークショップとはいえ小公演でセンターを張り、座長として下級生たちを率いていくというのはいい経験だったのではないでしょうか。
同期のありちゃんが組替えしてきて、将来の「真ん中」としてのポジションはほぼ難しくなったぴーすけですが、それでも組を担う一角として、広い視野でものを見れるようになったのではないかと。

星組生(に限らないけど)に詳しくない身としては、序盤で自己紹介があったのがありがたかったですね。
人数が少ないのと、わりと個性的な顔してる人が多くて下級生を覚えやすかったです。

みなにソロがあり、しかも自分の選曲でっていうのがまたいいよね。
ぜひとも各人の想いを知りたいところ。

ていうか、星組生の歌が上手くてほんとびっくりした……。
いつの間にこんなに歌える人が増えたんや……って毎度驚いてる気もします。
が、今のトップさん(こっちゃん)がすごいからなぁ。
素晴らしい背中を追ってるうちに、下級生も影響されたんだろうか。
上手くなる方法を教えてって言ったら気さくに教えてくれそうな雰囲気もあるし。

期ごとに初舞台メドレーがあったのも素敵。
同期萌え。

2幕のはじめはコンテンポラリーダンス。裸足で踊ります。
これがまた迫力で。
歌のバウだけどダンスの実力もある人たちの、ドラマティックなダンスでした。

そして日替わりのトーク。
ぴーすけをセンターに、期待の105期男役2人。
稀惺くんと大希くんです。
ライブ配信のタイミングでこの2人ってのは狙ってるやろ……。

今回のバウ公演の収穫の一つは、稀惺くんの面白さではないかと。
あの顔で、あのお育ちの良さで、めっちゃ面白いことしてくるタイプだとは。
いい意味で裏切られたというか、ギャップがすごいわ。
さすが関西人……って瞬間的に思ったけど、ぜんぜん関西人じゃないわ、東京都港区出身だったわ。

トークは自己紹介から。

稀惺くんはぴーすけとほくろが同じ位置にあるのが誇りだそうです。
「天華さんの筋肉が大好きな大希颯です」と言った大希くんは、ぴーすけに変態呼ばわりされておりました。

大希くんは宝塚受験のときにべにーさんのスカピンをやっていて、ぴーすけが新公主演していたから「ひとかけらの勇気」をソロで選曲したのだそう。
本役と言っていいぴーすけは、当時の太田先生のダメ出しを伝えてくれたらしい。優しいな。

稀惺くんはソロ「オルフェンズの涙」の初稽古場で手足が震えたという話を。
挙動がおかしくなってぴーすけのほうにハケてきた稀惺のモノマネするぴー(笑)。

稀惺くんは『眩耀の谷』のときに(新公だったかな)眉毛が目の3倍のサイズになって落ち込んでたら直してくれて心臓を射抜かれた、という話を。
「つん、こっち向いて」「動かないで」とやってくれたぴーすけも男前だが、本人の目の前で真似する稀惺くんは心臓が強いな!!
7期上ってかなりの学年差だぞ。

そしてスッと片膝をついて「天華さん、千秋楽までついていきます」。

プロポーズか!! とおそらく全客席&ライブ配信観客がつっこんだ。

「プロポーズされました、お受けします」と応えるぴーもすごいもんがある。

続いて大希くん、「天華さんの背中を追い続けて、これからも男役人生続けていきます」と同じく片膝をつく。

「2人からプロポーズされました、両方ともお受けします」とぴー。
重婚にはならんのか……?

すかさず指輪を見せるポーズする稀惺くん。
あわせて、ぴー、大希くんも同じポーズを。

いったい何を見せられてるのか、ありがとうございました。
ていうか、稀惺くん、マジで心臓強いな……。
こんな笑いのセンスまで披露されるとは思わなかった。

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