『NEVER SAY GOODBYE』感想・3

宙組公演感想,宙組

・みねりちゃんが娘2。
フィナーレではムレータを翻す真風を銀橋までお迎えにいくあたり「強い娘2」ポジっぽいなぁ。

女優のエレン・パーカーも華やかさと気の強さを持っていて、とても似合ってた。
ジョルジュには振られるけど、彼女は彼女なりの信念があるよね。

・まさかの、水音志保ちゃんが娘3ポジ。(テレサ役)
新公ヒロインしてないのに。
将来のトップ娘役の可能性はないけどいい扱いをされそうなあたりも元花組娘役のじゅりあ様っぽくなりそう。

ヴィセント=キキちゃんとの並びは素敵な美男美女でした。
そりゃ愛しあっちゃうよね!というビジュアルでの説得力がすごい。
(世の中には美男美女ではないカップルがほとんどでしょうが、舞台での説得力はまた別です)

・ルイマキセのラ・パッショナリアが最高。
これは着いていきたくなる、一緒に戦いたくなる。
ジャンヌ・ダルクもこんな感じだったかしらと思った。
埃にまみれた戦いの女神。

彼女こそがスペイン内戦における民兵たちの象徴のように感じた。

フィナーレでみねりちゃんと一緒に「2番手娘役です!」って降りてきたお嬢さんに見覚えがなく、しばらく考えてルイマキセ氏と気づいてびびったわ。
フィナーレも娘役なのか!
意外なほど違和感なかったわ。

・ファシズムから祖国・スペインを救う。
その気持ちは同じはずなのに、意見の違いから内部分裂、そして粛清へと進む流れが辛い。

アギラールだって……とは思うけれど、権益とか支配欲とかを充たそうとするとファシストと変わらないことになってしまう。
1幕ではまだ国を思う気持ちが見えたのが、2幕でヒロインを手に入れようとするところではもう、ね。
どんどん狂気が進んでいったんだろう。

・パオロ・カレラスのまっぷー。強い。
なにがあってもくじけない、あきらめない、明るく新しい道を切り拓こうとする。
彼はこの物語の救いだ。

・なおれーとくん、お披露目公演?
最下級生だよね。
第1幕も2幕も、じゅんはなちゃんと一緒に最初に出てきたのにびっくりしたわ。
しかもかなりセリフ量あるし。

・ネバセイロケットで5人ピックアップが2回あるんだけど、最初のセンターさんは表情豊かできれいで気になった。
後のほうのセンターさんは、ウィンクが強烈で笑いそうになった。

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