姉からのメール・231・花組

姉からのメール

姉からのはなこ・あわ版花組バウWS『殉情(じゅんじょう)』感想メール第3弾。
今日のライブ配信も見てそうですね。
(なお私は仕事がががが……)

花組 バウ 殉情 感想3

・日舞わからんけど、きっとこれがドンピシャの正解中の正解なんやろうなーと思って見てます、手古舞の舞月ちゃん。なんせ名取なので!!ふふふすごいだろう…(^ω^)!!ダンス上手い上に日舞もプロなのよ!!流れるように舞うし、舞扇というの?も優雅だし、段の上でポーズもキリッと決まるのよねぇ〜!!凄いよねぇ〜、あー楽しかった!!さすがの上級生様なのでドセンターです!!見つけやすいな!!

・はい私大好き、お正月の佐助と春琴。春琴はピンクの振袖、佐助は羽織でいつもよりおめかし

・ここの春琴の「佐助、手ぇが冷たい」なんですが、作品通してずっとイケズの春琴の、ほぼ唯一のデレではないかと思っている。現代で言えば、普通の男女のデートでの女の子からの「手、つなご(ハート)」に当たるのがこのぶっきらぼうな「佐助、手ぇが冷たい」だと思うのよ。今後を不安に思った春琴への、佐助の「一生そばにいたい」と取れる言葉をめちゃくちゃ嬉しく思った春琴の、精一杯の「今、佐助と手を繋ぎたい」気持ちの表出だと思うのよ〜。いつもの「役割としての手引き」じゃなくて、文字通り「手を繋いでいる」んだと思って、それこそマジで「きゅんです」なんよ(後ろのポスターのやつ笑)(//∇//)。違うかもしれないけど、今後も私はそう取りつづける(漲る決意)

・萌えメイドがなくなっている!!そこは私はそれでいいんだけど(いやそこにいる高峰くんがメイドやってくれても全然いいんだけど笑)、そこで、佐助がどんな気持ちで春琴のお世話をしていたかとかを教授が話すくだりがなくなってて。あれは私はあった方がよかったなー、でないとその後の情事の流れが唐突にならん?そうでもない?春琴の「生々しさ」も薄くなる気がした

・利太郎や若い娘さんたちのお稽古を断らなかったのは、ぶっちゃけお金のためだという話を教授が現代パートでするくだりもなくなってたなー。今回は現実味と生々しさを総じて排除したのかなー?それもあって、よりラブロマンス色を強く感じたのかも

・「行燈消して」からのことは、性に対するハードルは昔の方がめちゃくちゃ低いし、目が見えない春琴はほかの感覚が鋭いだろうからそりゃねぇって思う

・腹を痛めた子供であっても執着が全くない、二人の結びつきだけで完結してしまっている。お互いが100%お互いを満たしてしまっている。春琴だけでなく、情が人一倍ありそうなはなこちゃんの佐助も、春琴の人でなしな面を見ても、それでも愛しいと、嗜めることもせずにお互いだけを求めてしまう。とても危うくて、その危うさが倫理規範を超えるところまできた

・ちぎ佐助プラス、ポップな和装のかちゃとたっちんのオンステージ、みたいだったのが、コロスになっている!!検校先生、いつの間にかお亡くなりになられて二幕は出てこないので(同期のびっくに説明されて終わる…(>_<))、舞月ちゃんのダンスが見られて嬉しいなー!!!な場面ですよ!!!やったね!!普通に見すぎて、えっ、いつの間に春琴着替えた?ってなってた、すぐ後ろで脱いでるのに笑。かちゃも細かったけど、舞月ちゃんも細いわーー、そしてめっちゃ美しく踊られるわーー!!下手で立膝で座っているお写真、グラフとかにのらんかなー(^^)

・っていうかここ、佐助の、「春琴に対する根底にある理解できなさ」が佐助を苦しめる的な場面だと思ってたんだけど、そこに二人を妨げる存在として利太郎入ってくるんや、ほほう…?!それにしても今回、利太郎がハッキリと「二人を害する人」として描かれていることにびっくりよ、前作では結局熱湯をかけた犯人は不明、で決着していたので。うわー、たおしゅんが相当悪い人になってしまった、顔はいいのになー

・前はそこ、明言は避けて、春琴に恨みを持つ者もいたから誰かはわからん的に教授言ってたんだけど。この現代パートの改変により、春琴のイメージが若干和らかい方向へシフトしたように思った

・そうそう、たおしゅんですよ!宙組の千吉って幇間らしくコミカルなつくりで、ぴっちりセンター分け、ほっぺと鼻真っ赤でちょっと頭はユルそう?な人で、それをたおしゅんがやるんや、どんな…??と思ってたんだけど、出てきてみれば普通。ごくごく普通にイケメンなたおしゅんがいてびびった。ふっつーーーーーーにかっこよかった笑。そうかそうか、利太郎がビジュアルアップしたので千吉もそうなるか?と思ったけど、ほってい版配信の千吉は、千吉らしい千吉やったしなあ〜?ん〜??んー、たおしゅんのイケメンはくずれ難し!ってことでいいか!(いいのか?私はいいけど(^o^))。フィナーレでの、高嶺たおしゅんの男前並びは目にたいへん良い

・目で思い出した、目がびかーっと光るお面もない!実はあれちょっとだけ見たくはあった笑。絶対ふふってなるけど

・春琴が白といえばカラスも白の佐助。自分の子ではないという見え見えのウソを茶番と言われても貫かねばならない、これはキツイ。相手はびっくやし、言っても大丈夫なんじゃない?絶対良いようにしてくれるって!信頼しなよ?!と思うのに言わないのねぇ(そういう話だからね)

・きなくんがひしゃくを結構な勢いで振り切るので、本当に丁稚の二人に当たるかと思った。センター分け黒髪の丁稚の彼、わたし全然知らない人なのでたぶん若手だろうと思うんだけど、振る舞いが男らしくて目に入ったわ

つづく

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