姉からのメール・200・花組

姉からのメール

花組を再度観に行った姉から届いた感想メール、200通目、かな。
よく続いたなぁ。

花組 巡礼の時 感想3

・また見た。最初の方でお貴族様、まあまあの尺で歌って踊ってる?!えっ、こんなところあった?ここ全部記憶とんでるんだけど?他にも子供達は服が全員同じだとか色々違ってて、あれってなった笑。こんな感じなので、半目でみてね

・オケになぎささんがおるよ!!Wなぎさ。ふふふ。お名前が海に寄りすぎてて、さすがに芸名ですよね?!ってなった。頑張ってください!

・私は見た、あんじゅたおしゅん、見切れてるのはまれかな?下手奥で並んでる召使い達、リストのピアノにノリノリのあんじゅをたおしゅんが止めようとしつつも、結局自分も乗っちゃってて笑った。召使いに完全に仕事を忘れさせるリストのライブ感。俺のピアノでおとしてやろうとかいっちゃうよね。あとたおしゅんは顔がほんとになー!!今年のおとめ見た?めちゃいいよ、こういうすっとした目元の、丸めの顔に弱いんよ、きっと

・ジャッジャッジャッジャッって心臓ドキドキみたいなのふふってなる

・自分の痛みとの共通点を見つけてしまって書かずにはいられない、それが自分を癒すことにもなっていそうなマリー

・屋根裏に帰ってきた、げんなりして疲労困憊なかれーちゃん、音くりちゃんと何があったのかなーʕʘ‿ʘʔ??

・リストとショパンの掛け合いも凄くいいよねー、ここは実は結構引っかかってる

・ピアノの学校ってこんな怖いの…競争に常に晒され、才能のなかの才能を選別する残酷な過程を見るようでなんとも言えない気分になるね。個人競技の団体戦が好きな私は、この中に放り込まれたら確実に膿むわ…。だけど場面としてはとてもドラマティックで、振り付けもフォーメーションも斬新。少年リストは目が離せないし(本当繊細な演技するわ、よくこの役をやってくれたわ)、とても重要ないい場面だなー

・かれーちゃんがもっともっとと歌うところ、めっちゃグっとくる。ガチでやってる人って、そんなメンタルでピアノに向かうの?もっと優雅にゆったり楽しくやっているものだと思っていた。壮絶。美しい。絶賛です

・またマイティが、見方によっては残酷なほど天真爛漫な表情で、自由闊達に踊る様子がなー。ショパンの止めどなく溢れる天才性を思わせる。いや、ショパン知らないけど、こういうことでしょ?天才ってなんなくサラーっと軽くすごいことするやん?

・大衆の支持を得る、いわゆるウケるもの(パフォーマンスとかスタイルとかでも)を作れるっていうのもそれはそれで物凄い才能だと思うんだけど、モーツァルトやショパン的な創作のみを最上のものとして強く憧れてしまったのが、リストの苦しみの源泉かもしれないなーと漠然と思った。外向きのセンサーがすごいか内向きのセンサーがすごいかみたいな違いにしか思えないけど、当人にとっては短命なことを羨んでしまうほど追い求めたいものなのね

・ほってぃが音くりちゃんにエロになるところ、いぇっふうぅぅ〜(〃ω〃)って心の中で言ってる

・ジョルジュ・サンド、出て行ったリストを「任せて」って追っていくけど、この人が煽ってなかった?え?策士?

・最後に勝つところ見せてって言うジョルジュ・サンド、この言い方ならこの人はもう一回だけ来てくれるっていう確信と、もう一回パリに来て喝采を浴びさえすれば、確実に名声に酔うかつてのリストに戻るっていう確信があるのかな。魂が同じだからこそ突くツボがわかるっていうか。ここの歌うひとこにとてつもない色気を感じる、ゾクゾクする系の。最初の覆いかぶさりせり下がりよりもキスシーンよりも艶があるね

・最近のあすかちゃんが、かれーちゃん、マイティ 、ひとこと全然違う方向に個性を伸ばしてきて本当おもろいわー!一年前の私に、あすかちゃん来年こうなってるよ、って言っても、いやいやそんなワケ…ってなってたと思う。ああー、こういうのが宝塚を見る面白さのひとつかも知れないね、百年続く理由が少しだけ分かったような、素人ながら。あなたにはまだまだ及びませんが

・あすかちゃんのラップがカッコ良く聴こえるのは、ごめん、尖りのない声質からです。滑舌はパキパキにいいです

・剣舞のところ、重めの音楽から軽い音楽に変わって急に浮かれたようになるリスト、上り詰めるの本当に楽しそう。ご褒美もらって満面の笑みかわいい。マリーが言うところの「アルルカン」に戻ってしまっていて、そのやりきれなさを歌うまどかちゃんの銀橋での歌がいい。「まどかちゃんやっぱさすがですわ〜(*´꒳`*)」からのラップの高音で「まどかちゃん!!やっぱ!!!さすが!!!ですわ(@_@)!!!」ってなる

・幻想の存在にはエコーがかかってるって気付いた

・音楽院からはじかれた時点で、汚点として自分の中からオミットしてしまった少年リストが現れてリストと抱き合う。リストが受け入れてくれるまでの少年リスト、いやものすごい表情するわ、喋らないのに。あと子供らしさの表現を、高い声とかの「舞台での記号」的なものに頼らないところが勇気あるわ

・ショパン、皮肉を言わない設定に説得力がある。そんな顔してる

・マイティ 、本当に健康体?どっから出してるそのゼロゼロ音…?!声帯に負担じゃない?大丈夫だろうか?この後ショーで歌えるんだろうか?死に顔美し!!からのショーでワイルドな髪型になるのたまらんよねーーー!!(声の心配は完全に置き去りになっちゃっている)

・もしかして、二度目の王子様って、ショパンなの?うわーーーー!ひいゃーーー(今更)!!いや、なんかリストのことが好きな人って、ショパンはストライクゾーンに入らなそうなので…。あれだけ己の欲求にぐいぐいいってそうな生き方のひとこが、ショパンには手を触れてもいなさそう(今際の際に告白とかおぼこすぎんか…)なのに王子様呼びとか!!おい!!!なんで!!

・まさか他人の介入が才能に良い方向で作用しないことを察して(少なくともショパンに関してはそういう種類の才能と見てとって)、ショパンには禁欲的に接してるとか?…いやいやしんどいわ(史実は知らないけど)

・まだ習ってない曲が彷徨の時に作った曲っていうのがまたさ…、美しい記憶として、練習曲の仕上げまで大事にとってあるとかいう設定はやめて下さいね!!

・革命をファンタジーっぽく書きそうなのに、ガッツリ食い込んで書いていたので、生田先生への見る目が変わった。ちょっとびっくりよ

終わり

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