稽古場のこっちゃんの話
「現代ビジネス」に演出家・大野センセイのインタビューが出てます。
星組で上演した『柳生忍法帖』の話が主です。
『柳生~』は「礼真琴に躍動感のある作品を演じさせたいという企画方針」から上演されたのだそう。
「芦名銅伯を演じた愛月ひかるは、長い金髪が似合いましたね。7人の娘役たちは、稽古の途中でどんどん殺陣が上手くなってしまい、悪役をしのぐほどでした。」
愛ちゃんの銅伯には同意だし、悪役をしのぐほど殺陣が上手くなった星娘はさすがすぎる。
インタビューで星組生の稽古場での様子もうかがえます。
大野センセイによって語られるトップスター・こっちゃんの話が素晴らしすぎる……!
『柳生忍法帖』では、主要人物がだんだん命を落とし、最後の大勢の立ち回りは若手がやらなければならないんです。最後に盛り上げなければならないところで、まだ未熟な子たちが残ってしまう。稽古の途中で礼がそれに気づき、教える方に回って親身に指導していました。本当にこの劇の十兵衛のようでしたね。
やがて若手が上達したときに一番喜んでいたのも、礼でした。舞台を一緒に作るカンパニーの仲間として、ともに高めあおうとする意識が強い。みんなが上手な方がいい舞台ができる、という想いなのでしょう。
なにより、礼は稽古の時にいつもニコニコ笑っているんです。楽しそうに芝居を作る方で、組全体を明るいムードにして引っ張っていく。とにかく星組は仲がいいなと。
宝塚歌劇団星組トップスター礼真琴が「柳生忍法帖」で魅せた「隻眼の剣豪」その凄まじさ【演出家・大野拓史インタビュー】(風太郎百年“転生”祭) | 現代ビジネス | 講談社(3/5) (gendai.media)
演者として組をひっぱるだけでなく、上級生として下級生を指導する立場にもなる。
ほんといいトップさんだわ。
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