『巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜』感想・3
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・これで退団となる音くりちゃん。
フランツ・リストの年上の愛人でパトロンの貴族・ラプリュナレド伯爵夫人役。
小柄だったために子役も多かった音くりちゃんが、こんな役をやるようになって……!
前作『TOP HAT』のマッジの経験も大いに生きましたね。
マッジは陽気な女性でしたが、今回は怖い。
自分を軽んじたリストを追い落とす行動にも出ます。まぁあれはリストも悪いですよ、はい。
凄味のある演技と美声で有終の美を飾りました。
・ほのかちゃんは『冬霞の巴里』のヴァランタンからゴリゴリに男くさい役が続いてて、でもこれが似合うんだ!
ちょっと前までは女性的なほんわかした美貌を生かすような役が多かったけど、でも本人の魅力を生かすのはこっちだったかーーーー!!
というわけで、今回は革命側の人です。新聞王・ジラルダン。
ビジュアルはヴァランタンみたいに汚してはいないんですが、それでもちゃんと骨太なかっこよさを出してました。
ラップにも挑戦。私、ほのかちゃんの声は好きだわ。音程はよくわからんので問題なし(笑)。
私は近年のわかりやすく暑苦しく男くさくなってきたほのかちゃんが好きなのですが、前からのほのかちゃんファンの方があの変化をどう思っておられるのかは気になっております。
白くてフェアリー寄りな役が多かったような。
・サンドの屋根裏メンバー(芸術家たち)、一度にたくさん出てくるのでなかなか個々人のキャラはあくまでは難しい……。
2回しか観てないから目が足りてないのよ。
そんな中でもはなこちゃんとここちゃんのカップルは美味しかったですね。
はなこちゃんって謎の貫禄があるけど若かったんだなぁ……なんてことを今さら思ったりしました。
ほのかちゃんとカップルになってる美咲ちゃんは劇中での言及がなかったけど、夫婦なんだっけ?
ちょっと扱いがもったいなく感じた。
でも、ほのかちゃんがラップで革命起こしてるときに後ろでゴリゴリに踊ってるのが良くてね。
だれに言われずともやる、という強さを感じました。
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