雪組大劇場公演『Lilac(ライラック)の夢路』の併演のショー『ジュエル・ド・パリ!!』-パリの宝石たち-も観ました。
作・演出は大介先生。安定して楽しい。
感覚的には邪馬台国のあとの『Sante!!』みたいな感じでしょうか……。
(なお、私は邪馬台国が嫌いではない。1周まわって笑えたから)
・暗闇の中、袖から出てくる男役たちは銀橋に居並ぶ。
かれらは画家で、ルノワールやロートレックたちらしい。
あがちんの髪型にはツッコミ入れたい。よく前髪もしゃもしゃになってるな。
路線にまじって少人数口に入ってるはいちゃん、強いですね。
逆に今回の新公主演なのに芝居・ショーともあまり目立たなかったのりぴー。扱いが上がるのは次からかしら。
・本舞台には大階段、小林幸子的に大階段と一体化した咲ちゃんは大介定番ですね。
女装(いちおう)から、布が取り払われ、頭飾りを取ったら男役に。
かっこよく変身のはずだが初日は笑いが起きてた。
最初から大階段って大好き。
いやでもテンション上がりますわ。
・109期生初舞台ロケット。
ミモザの花モチーフの黄色い衣装でタイツも黄色。ちょっとだけ100期生のすみれロケットの衣装を思い出した。
1列になる前、軟体な娘役さん(?)いましたね。
初舞台生が全員が腕ではしごを作って銀橋を渡るのいいよね。
年によっては大階段に乗らずに終わる娘役さんとかいて、あれは可哀想だと思う。
・プロローグ歌い継ぎ。
大階段を降りてくる男役の胸ポケットにお花が挿してあるので「退団だっけ!?」とビビる。
男役に囲まれてセンター・夢白ちゃん。
トップ娘役らしい華やぎだけど、もうちょっとメイクで目元をぱっちりさせてもいいかも。
ジェンヌさんそれぞれの誕生石に合わせた宝石での歌になってるんだと思う(未確認)。
でも2月のアメシストを歌うあがちんが「月の女神に仕える美少女の化身」と歌ってるので大ちゃんの目には「男役・縣くんが美少女に見えるのか……!?」とおののいた。
(いや、中の人は美人だと思っておりますよ)
なお、プログラムで「男らしくたくましい誠意のアメシスト縣千」と書いておられるので、そうは見えていないらしい。よかった。
・そらちゃんの声はほんと心地よいな。
柔らかいのにどこまでも届く。
・そらちゃんの後に美穂姐の歌がくるのがさすがの大介。
・あーさの顔がきれいすぎる。
歌声も力強くて好き。
・銀橋にもジェンヌさんが居並んでプロローグの総踊り。
視線上にこれが退団となるうき様がいらしたので見納めてきました。
キュートでクールで熱いダンサー美人娘役さん。
・総踊りのあと銀橋で咲あやデュエット。
夢白ちゃんはキュートで小気味よいな。
・モンパルナスの場面、あーさが銀橋で歌ってるときにバックでかりあんとうきちゃんのダンスがあるのに泣けた。
餞別ありがとう。
・コンコルド広場の場面はセリ上がりそらちゃん女装ですよ!!
クレオパトラみたいな髪型で、でも頭頂部と毛先で色が違ってて髪型のセンスがいいなー!
(このセンス、あがちんに分けてあげて……)
しかもそらちゃんたら、男役だてらに褐色の肌で生腹披露して下さってありがたいったら……!
細い、くびれがあるのがすごい。
そしておへそにビジューつけてましたね。
色っぽいなぁ。
『WSS』のアニタとか『アナスタシア』のリリーとか、本気の女役経験豊富だもんね。
初日、芝居で虚無った心が洗われるようでした。
あがちんを始めとする囲む男役たちはスフィンクスのような頭飾りでそらちゃんを囲んで踊る。
そらちゃんがあがちんを鞭で締め上げるところまであり、ほんとありがとうございましたー!
にわさんの女言葉の歌もいいですね。
・ルーヴル美術館の場面は咲ちゃんの美女コレクション。
うきちゃんたち、攻め属性強めの雪娘美女が揃っていてさすがです。
最後に夢白ちゃんが出てきて、大きなスカートを取って脚を見せるのも可愛い。
あすくんと愛すみれちゃんのデュエットも濃ゆくて激しかった。
・ノートルダム大聖堂の場面はありすちゃんのソロ。
かなり長くて、ありすちゃんの美声を堪能しました。
路線外娘役でここまで歌わせてもらえるのって貴重だよね。
・中詰はヴィオレット=すみれモチーフの衣装で。
ショーは「宝石」がテーマかと思いきや、かなり「花」が前面に出てた印象です。
・咲あさそらの3人が壇上で踊るのいいよね。
・中詰終わりにあがちんセンターでラテン系衣装で踊りまくるの「場面名:バスティーユ」だったのか。
暑苦しいわけだよ!
ところで、あがちんは元の顔が男らしく濃ゆいので、あまり前髪をもしゃもしゃにしたりしないほうがいいいと思うのだけれど。
濃い×濃い=くどいになるので。
(通りすがりにファンらしき方が「リーゼントがアメリカのヤンキー」と言ってたのは聞こえた)
あがちんの隣ははいちゃんとかせきょー。やはりはいちゃん強し。
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