『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』新公感想・1

宙組公演感想,宙組

宙組大劇場公演『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』新人公演を観てきました。
9月13日(火)18時開演、新公の演出は樫畑亜依子センセイです。

原作は知らないまま、本公演は初日に1回観たきりです。

新公の流れは本公演と同じ。少々アドリブが入ったかな。
あと、基本的に男役祭りで人数がいないと迫力が出ない場面も多いため、みな役をかけもちで、場面によっては娘役も男役に回ってました。
こういうの気づくとちょっと嬉しい(笑)。

まったくもって宙組若手に詳しくないのですが、サラちゃんの男役だけはわかったわ。鬼邪高校にいた。
あの美貌は目立つし、演技もよくて。
キレイだしキレキレにキレまくっててめっちゃ目を引いた。

アドリブは仮面舞踏会前の下手花道でやってましたね。
自撮りしながら山王連合会の3人が「フレッシュに撮ろうぜ」みたいなフレッシュアピール。
新公学年の若手ばかりですもんね。そりゃとってもフレッシュだわよ。

研7以下が出演する新人公演なので演者たちが若い。
その若さがいい意味で物語の力になった新公でした。
若者たちの話だもんね。
本公演だと真風のコブラさんが貫禄あって、それはそれでかっこいいんだけど若者っぽさは薄いから。

新公主演はキョロちゃんこと亜音くん。主演は今回が2度目だったはず。
キョロちゃんはあまり「上手い」という感じはないんだけど(良く言えば伸びしろがある)、キョロちゃんのコブラからは自分たちの町を守りたいという必死さや真っすぐさが伝わってきた。

カナとのやりとりも若者っぽくて、高校生くらいの感じではあります。
それだけに「キミは黙ってるほうが素敵だよ」(熱くなって自分を見失うな)と言われるのもしっくりくる。
伝説のチームにいた山王連合会のトップというよりは、等身大の青年という感じがありました。

でもオープニング、舞台に1人で立つのがしっくりきてたのはさすがです。

ヒロイン・カナはひばりちゃん。
美人で上手いねぇぇぇ。
娘役にしては長身の部類だけれど(公称164センチ)、なにせ組んだのがキョロちゃんなので(公称173センチ)華奢に見えるのだった。
いや、実際めっちゃ細くはあるのよ! 実は病弱設定もしっくりくるわ。

歌が上手くて芝居もちゃんとしてて、特徴的な声だけ少し気になるけど、見ているうちに慣れてきました。

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