『HiGH&LOW　－THE PREQUEL－』感想・3

・White Rascalsの面々は、基本的にいい人に見える。
女子を雇ってクラブ経営なのでそれなりにアレともいえなくもないが、少なくとも女子に優しいし、トラブルがあったら女性従業員も守ってくれるだろう。
なので、なんで彼らが悪なのかはわからず（笑）。

キキちゃん2番手何年目……？とはよく言われることですが、その経験値あってのことか、ROCKYさんの存在感が大きい。

まかキキが互角に対峙してるさまがかっこいい。2人が戦ってるのもいいけどバディ物もいいよね。
背中合わせになるところなんかバランス最高です。

ROCKYは見た目の情報量が多い。
赤手袋に丸眼鏡に手錠とかさ……性癖をぶっ刺してきてファンを殺しにくるやつです。
髪色、髪型もかっこいいわ。

White Rascals主催の仮面舞踏会はみんな白衣装なこともあってロミジュリっぽかった。実際同じ衣装の子もいたよね。

ところでWhite Rascalsはかっこいいんだけど、どうしてもゆうひさんの顔がチラつく案件ですね。
裏でラスカル呼びされてたもんで……。

・SWORDの中で一番タチが悪い……というか唯一ワルなのが達磨一家だと思う。
だってほかの人たちケンカしたがらなかったり、紳士だったり、病弱で虐げられてるポジだったり、校内でのワルガキの群れだったりなだけだもんな。

で、宙組の御曹司で温厚、いい人そうなイメージのあるもえこが、日向紀久としてめちゃくちゃ凄んでメンチ切ってる姿に「もえこが、ついに……！」と謎の感動をした。
あの強いメイクや髪型、すごく似合ってました。
歌の力もあってすごくかっこよかったです。

・無名街のシーンはけっこう遅い。
ようやく出てきたセンターセリ上がりのずんちゃんの空気の変え方は流石だった。
街の匂いを、スモーキーの生き様をその肩に見せる。
やっぱめちゃくちゃ芝居上手いなあああ！！
歌ももちろん上手いし。捨てられた仔犬系なのもまた良し。
スモーキーは当たり役になるよね。

ずんちゃんは芝居だけじゃなく歌もダンスも上手くて、なんでこの人まだ3番手なんだろう……って思わずにいられなかった。

ずんちゃんは痩せすぎてて心配になるけど、あの細さが役としてのスモーキーの不健康さや、街全体の治安の悪さとして映る。

・あんなにひょろくてロイヤル感がにじみ出ちゃうのに大食いキャラ・ヤマトのしどりゅー。
痩せの大食いにもほどがある。たぶん全部縦に肉になったんだな。

仮面舞踏会のところもちゃんと食いしん坊していて笑う。

・苺美瑠狂、可愛かったー！
SWORDよりも苦邪組よりも強そうなのがよかった。
血の気多くていい。メンタル的にも物理的にも強そう。

ジェンヌさんで、しかも娘役さんなんて基本的には楚々とした雰囲気を出してナンボでしょうに、ああいう振り切った演技もできるんだなぁ。

レディースの特攻服であんなに可愛くなるなんて意外すぎる。

・綺麗なお姉さん枠の水音志保ちゃん＝BAR小竹のママ、最高。
宙組の美女枠ですね。目の保養です。