『Fashionable Empire』感想・1

花組公演感想,花組

今年6月に宝塚大劇場で『Fashionable Empire』を観ました。
『巡礼の年』の併演のショーです。
今さら感想を上げてみます。

・ショーは噂に聞く「オシャレ帝国」というより「オサレ帝国」でしたね。

しょっぱなプロローグからの衣装(特にフード)、フードの「Empire」の文字、振付(特に「E」のポーズ)など、全体に稲葉っちのファッショナブルとは…?とツッコミ入れたい事態でありました。
それ以外は、まぁ……だいじょうぶ、たぶん。なのですが、やっぱりプロローグって大事だから。
プロローグの印象はあとあとまで引きずるから。

なんでしょっぱなあの衣装にしたのよとだけはツッコんでおきたい。
あのフードと文字は後々まで語り継がれるであろう。

それを除けば普通のショーだと思います。

あ、花組だから花組ポーズしがち。
かれーちゃんの髪色は青系でオシャレでございました。ここはオサレじゃない。
かれーちゃんのかっこよさ、なんでもお洒落に見せる能力の高さは異常。

・退団する娘役スターの音くりちゃんは随所で使われていて、さすがの扱いでした。
卓越した歌姫だったしね。
餞の意味も込めてか同期100期生と組むところがちょくちょくあって、こういうのもぐっとくる。

・ファッションショーの場面。

ふわふわの水色ワンピにおさげのまどか、可愛い。
田舎から出てきたすれてない女の子でえええす感が可愛い。

さっきまで美女やってたひとこちゃんが愉快なおじさんになってる。
ジェンヌさんって振れ幅すごいですね(笑)。

女性モデルさんたちの衣装が『ソロモンの指環』の動物ドレスですね。懐かしっっ。
男役さんたちはスカピンのオシャレな衣装。
そろうとすごい色味である。
ここも若干オサレ風味だが、楽しい。

まどかドリームガールが生まれ変わったようにスターになるところは、回りの衣装がくどいほどに派手なだけにインパクト不足。
ピンクのスカートつきのシルバーのドレス、もうちょっとなんとかならないかなぁ。

・Labyrinth、別名ローマ風呂。

このシーンはどういう設定なんだろう。(座談会載ってる『歌劇』探さないと……)
れいまいが女たちを取り合ってたけど、最後は2人が意気投合してサウナに行くみたいな…?

ダンスは素敵だったんだけど、オチの急展開にぜんぶ持ってかれた(笑)。

あおいちゃんと音くりちゃん、しぃちゃん、南音くんの歌は贅沢で良い。
ほのかちゃんが場面に誘われるところのカゲソロ・湖春さんの歌もよかった。

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