『Eternità』を見たんだ・5
●「世界の王」が終わってライトが落ちたあと舞台上は4人に。
たまちゃんは休憩、あるいはお着換えタイムです。
「みなさんすいません、(共演者が男役4人で)華やかなものがなくて」と謝るちなつ。
だいじょうぶです、めちゃめちゃ華やかですよ。
12時公演のトークテーマは「珠城さんの相手役をするなら」。
鳳月「(やりたい役は)早い者勝ちです、上級生権限で」
佳城「すごい権限ですね、ジャイアンみたい」
ヤスwww
92期と97期で5学年差、ちなつの花組に組替え前は「はい!」くらいしか聞いたことがなかった下級生も遠慮がなくなるものである。
鳳月「グランドホテルのグルーシンスカヤ。男爵に愛されたい、それだけです」
そうかー、愛されたいかー。愛されておくれ。
輝月「雨唄のキャシー」
鳳月「どうしてこういうとき可愛い役を選ぶんですか」
輝月「本質が可愛いんだと思いますけど」
まゆぽんの本質が可愛い。なるほど、間違いない。
佳城「武蔵のお通さんをやりたい」「タケゾウサンッッってやりたい」
「通じない心を叫び声に込めたい」
「和の心がいいな」
武蔵――『夢現無双』ですね。
え、あれやりたいんだ(笑)みたいな客席の反応があった気がするんだが気のせいか。
「タケゾウサンッッ」ってネタっぽいけど、本人は本気なのであろう。
朝霧「エリザベートのシシィです」
「人間ではないものに愛されるっていうのをやりたい」
「黒天使をやっていたので、心の底の熱い想い、燃える愛を感じ取っていた」
ああ、いい話。
トートの分身である黒天使なだけでなく、たまちゃんのお付きでもあるギリさんならではですね。
●15時の回のトークテーマは「みんなが選ぶ一番好きな珠城さんの役」。
佳城「武蔵。普段優しい珠城さんがウワって叫んでらっしゃるお姿にウォォと衝撃をお稽古場で受けて」
「たっつけが好きなんです。トップさんなのに、紐で縛るたっつけがあんなに似合う」
熱弁するヤス。
12時の回に引き続き宮本武蔵。本当に好きなのね。
たっつけが好きというマニアックさにまた客席の微妙な反応が……(笑)。
朝霧「長崎しぐれ坂の卯之助。カツラが似合う。仲間思いで熱くて、(演目が出たとき)りょうさんにぴったりだろうなと期待がマックスだったのに、それを超えてきた」
輝月「アーサー王。甲冑が似合いすぎる。マーベル感がたまらない。」
「アーサー王、いい人。それが裏切られてズタズタに傷つけられて、雨にぬれて仔犬のように震えている珠城さんが見られるんですよ」
甲冑が似合うのは同意、わかる。
問題はその後ですよ。
ズタズタに傷つけられて仔犬のように震えるたまちゃんの姿が好きというまゆぽん。
Sか。
鳳月「激情のホセ。だってあれいいでしょう。今よりちょっとだけ初々しい珠城さんが見られる。
苦悩してる役が似合うんだよ」
ここから全ツ『激情』を観に行った話が始まります。
「地方まで見に行ったんですよ、珠城さんの地元で、それはそれはローカルなところで、自然があふれているところだった」
「タクシーに乗ったら運転手さんが『お姉ちゃん、宝塚観に行くの?今、ここ出身の珠城がやってるんだよぉ!』と自慢げに言ってきた」
「そうなんですか~」とちなつは話を合わせておいたらしいです。
「ローカルな、自然にあふれたところ」という言い方に配慮が感じられます。
運転手さんも、まさかジェンヌが乗ってきたとは思わなかったようです。
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