『大逆転裁判』感想・1

2023-07-27宙組公演感想,宙組

もえこ主演の宙組シアター・ドラマシティ公演「『大逆転裁判』-新・蘇る真実-」を観てきました。
まずは7月22日(土)16時公演です。

宝塚歌劇の『逆転裁判』シリーズは4回目。
いずれも宙組が上演していて、初回と2回目はのちの花組トップスター・まゆさん(蘭寿とむさん)がフェニックス・ライト(成歩堂龍一の外国バージョン名)を、3回目は宙組スターのともちん(悠未ひろさん)が敵役である検事・マイルズ・エッジワース(御剣怜侍の外国バージョン名)を主人公としていました。
で、4回目である『大逆転裁判』は成歩堂龍一のご先祖にあたる成歩堂龍ノ介が主人公。

上演が決定した際、初回から3回目までは外国名だったのにここにきて思いっきり日本人名なの、なんでやねん!!!!と思いましたが、作品を観たら「あー、なるほどね~」でした。
そりゃ外国に置き換えての上演が不可能ではないにせよ、日本人ですよね、これは。

正式に、成歩堂龍ノ介がフェニックス・ライトのご先祖さんに当たるかは謎なのですが。
ご先祖さん、めっちゃ歌うまくなったな!!!!

もえこが歌う主題歌「蘇る真実」に「あーこれこれ!!!」となりつつも、なにせまゆさんのクセつよつよな歌い方で耳が覚えちゃってるもんで「しんじトゥー↑↑」じゃないのが物足りんっつうか。
あのどこまでもすっ飛んでいくような歌い方が恋しくなるんですよ。
すごい、ちゃんとした人は「しんじつ」ってきちんと発声して歌えるんだわ……と感心しながらもさびしいのは、初演から見ててまだ脳に焼き付いてるからです。
『大逆転裁判』も2回目を観たら自分の中でなじんでくると思う。

さて、推理物ということでどこまでネタバレしていいのかわかりませんが。

すべてはシャーロック・ホームズ=こってぃの手の中、でしたね。
ホームズの手のひらでコロコロされるもえこ成歩堂、似合うわぁ。

プログラムにも書かれてるからいい(=ネタバレの範疇外)と思うんですが、亜双義一真=ナニーロさんが最初っから死んでるのにはびっくりしました。
そして何回「亜双義」……って言うねん、どんだけ思い出すねん。
裏ヒロインかよ!!
作品の3番手格のナニーロさんを出す都合もあるかとは思う。

もちろん正ヒロインの御琴羽寿沙都=ひばりちゃんは、可愛い~。上手い~~~~!
成歩堂が寿沙都ちゃんに触れてもいいかな、名前呼んでもいいかなってやってるのがジレジレして、こそばゆくてこれも良い。
でも亜双義さんへの激重感情に比べると、って比べちゃいかんな。

今回は客席下りあり。
もえこが上手センター通路を降り、16列目の前をとおって下手センター通路から舞台上へ戻る流れ。
キラキラしてましたわー。

あとフィナーレのダンスでこってぃが1列目センターの前にも降りてたような。

フィナーレではナニーロさんのねっっっちりしたダンスと視線に釘付けでした。
いやもうほんと、ねっっっっちりしてる。
亜双義では出せない色気をこれでもかとぶんまいてて楽しかったですね。


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