『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』東京新人公演の感想の続き。
・霧乃くんも上手かった。
ドイルの父親役(本役はにわさん)で、この作品では異質な役をその演技力でじゅうぶんに見せた。
役の色の違いが舞台に奥行きを出す。
・ドイルの姉妹は白綺さんと瑞季さん(本役はひまりちゃんとまるちゃん)。
白綺さんは「女版縣」と呼ばれているという情報(ふだんは上品なのにダンスがすごい、みたいな感じだったかな。そして107期首席)くらいしか持ち合わせてなかったのですが、上手くてキレイ。
なんか前花娘1の華ちゃんを思い出したわ……どっちも華ちゃんや。透明感のある雰囲気と、芝居がお上手なところが。
瑞季さんもきれいだけど、演技はそこまでじゃないのかも(成績はいいんだけどね)。
まだ若いしこれからかな。
・ズズたち(シャーロック・ホームズ001~010)はなかなか目で追いきれませんが、002の老婆役は美味しいよね。いやが応にも目立つもの。
で、老婆役ははばまいちゃん。新公ヒロイン経験者がこんなところに……!
老婆らしさを出しつつも生き生きとして楽しそうでした。
ズズたちが出てくる場面、大好きなんですよ。楽しいもの。
・郵便配達のジョーは夢翔くん。(本役はしゃんたん)可愛い。
セリフ回しなどの演技もよかった。
この作品の良さとして、役がたくさんあって、それぞれにちゃんと見せ場が用意されてることがありますよね。
ジョーもメインキャストではないけれど、めっちゃセリフあるし、主役との絡みもあるし。
あああ、なんて美味しい。
こうやってちゃんと脚本を書ける生田先生、ありがたいわ。
・霊媒師・エステル・ロバーツ役はアトムちゃん。安定の上手さ、可愛さ。
真ん中で踊ってるときに「あ、小柄なのか」って今さら気づいた。遅いわ。
小柄さもあってかきゃび様とか元星のはるこちゃんとかも思い出した。
脇をしっかり締めてくれる頼もしい娘役さん。
・ミロ・デ・メイヤー教授役はのりぴー。(本役あがちん)
変な役ですが楽しそうでしたね。お芝居が好きそう。
・編集部員ウィリアム・ブート(本役すわっち)には蒼波くん。
長身ゆえか悪役が身に付きすぎてるがゆえか(よく阿片と縁がある)、鋭さのある編集部員でした。
一方でエンリコがアーネスト・グレイス(本役はせーみくん)を呑気そうにキャッキャと演じていて、編集部がなかなかのカオス。
いや、楽しそうな職場ですよ。
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