『アウグストゥス-尊厳ある者-』感想・3

●瀬戸くん演じるマルクス・アントニウス。

温厚な智将・オクタヴィウス(かれーちゃん)に比べ、屈折したところをもつ熱い武将です。
ラブシーンもあり(相手はカチャのクレオパトラ)、やりがいがありそう。

実際、男らしくギラギラしたアントニウスはとても似合ってました。
勇敢な戦士としての姿、カエサルの後継者に指名されず憤り鬱屈を高めていく姿、クレオパトラとの恋、そして狂乱と見せ場はふんだん。
大きな手の使い方も心得ていて、男役としての経験値の高さを感じました。

カチャと組んでラブシーンするのは『蘭陵王』以来ですね。(あれをラブシーンと呼んでいいかはわからんが)
ほんっと色っぽかった!
こういうの、かれー華コンビでも観たかったよ……。

●カチャ演じるクレオパトラは、カチャが得意とする高貴な女役ですね。
男役としての強さも出ていて、エジプト一国の女王としての矜持を見せました。

カエサル相手にはあくまで政治的に「愛人」をしていたクレオパトラが徐々にアントニウスに惹かれていき、弱さも見せていく。
その変化のさまも素敵でした。

ただ自ら命を絶つところはなぁ……。
え、蛇じゃないの?という気持ちになりました。

●オクタヴィウスの姉・オクタヴィア役の音くりちゃんは、正統派な2番手娘役の役どころ。
音くりちゃんはわりと濃ゆい役どころのほうがはまるイメージなんですが、こういう清らかな役もきちんと演じられるのだなぁ……と。

トップ娘役は同期が2代続き、音くりちゃんは舞台内外で支えるポジションになってます。
頼れる娘役さんです。

●妙に美味しかったなと思うのがアポロドラスのしぃちゃん。
クレオパトラの側近なのかな? クレオパトラにもひけをとらず、強い立場で執政していく姿がかっこよかったです。
ぶっちゃけ怖かったわ。

●クレオパトラの侍女・シャーミアン役はるなぴー。今公演の退団者です。
るなぴーの女役はそりゃきれいだけどさ、せっかくだから男役で観たかったなというのが正直なところ。
役としてもそんなに大きくは感じず。

●退団者つながりで。こりのちゃん演じるレオノラはすばらしい演技でしたね。
強くて、主人を思いやる気持ちがあふれてました。

●マイティー・アグリッパ、ひとこ・ブルートゥス、ほのか・マエケナスは、初日に1回観ただけではあまり印象に残らず……。
脚本・演出レベルでもうちょっと美味しくならんだろうか。
マイティーを「筋肉頭」呼ばわりするのは、正直「またか」って気持ちです。

●開演前にプログラムを見て「賊1・2・3」がしぃちゃん、つかさ、べちこだったときには「これ絶対歌うやつや!!」と期待しました。
歌わなかったよ……このメンバーで歌わんとは、びっくりだよ。

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