雪全ツ版『Gato Bonito!!』感想・3
梅芸で3回観た雪全ツ版『Gato Bonito!!』感想の続き。
今回の全ツ、いろんな人に見せ場あって楽しかったな。
中詰めのとっぱしはさんちゃんセンター。
盛り上げ担当で熱さを出してました。
引き連れた娘役ともどもアニマルプリントの衣装で「さんちゃん」の掛け声あり。
愛称を知らないと謎の掛け声だと思うけど、全国の濃くないファンの皆さんには案外気にされてないのだろう。（バイラ！とかサンバ！だってふだん生きてるぶんには聞かないし）
メインクーンの娘役の衣装はなかなかにセクシー（特にお尻が）で、スタイル良く見える。
サンバの猫の行列もあり。
手持ちの道具は本公演より簡素化されてたように見えた。
全国を移動しなきゃいけないもんね。
雪組全ツガトボニの中詰の女装ネコはあがちんのみ。
咲ちゃんがやってた白猫バリニーズですね。
でもそれで客席降りしてくれるからね。金髪ボブが可愛い。
ニコニコしてて「ちさとちゃん」って感じだったわ。
客席中ほどまで行く夢白ちゃんとあがちんはサービス精神旺盛にお客様にタッチしてました。
あがちんの白猫はカツラの斜め前髪が似合って可愛いのね。
あがちんは面長だし、前髪で額が隠れるのってリーゼントを作る男役だとふだんは見られない雰囲気。いいもん見た。
客席下り前のあーさとあがちんの絡みはアドリブ。回によって動きが違う。
ネコのアゴをくすぐるみたいにしたり、キスの雰囲気（雰囲気だけ）だったり。楽しそう。
全ツでせーみくんは非路線だけどけっこう活躍してて、出来る（上手い）けど新公主演してない子にも場を与えまくる雪組っぽいなと。
一昔前ならあすくん、最近ならいちかくんみたいな使われ方でした。
娘役だとともかちゃんが活躍してて、抜擢場面じゃなくてもすごく光ってた。
新場面だと思うシンガプーラのところはハンドマイクで歌うのがかっこよく、マントの翻し方も素敵で「ともか様……！」とお呼びしたいほどでした。
バリハイ、ほんとによかった。カツラのセンスも好きだわ。
サバンナのあがちんは自分を解放して踊ってるように見えた。
こういうダンス好きそうだよね。
ほんと独特のリズム感で踊ってて、あがた色としか言いようがなかった。
このあとのヒマラヤン男女はさんちゃんとさなちゃん。そらちゃんのDSを思い出すコンビだわ。
そして全ツ2番手のあがちんは3番手羽の雉付き。パレードの歌も結構長かった…！
本人も頑張れだが客席も頑張れである。
全ツでは2番手で、本公演での咲ちゃんの役どころをほぼそのまま演じてたので歌も多い。
「歌に慣れろ」公演の様相を呈していた。
（慣れるのは本人も客席もである）
正直、もうちょっと別の人に歌を割り振ってもいいんじゃないでしょうか……、お互いのために。
雪全ツパレードでいったん横1列になったとき、最下手の男役さんが「ぜったいに！！客席を！！落とす！！」という顔で踊ってウィンクしてて、雪組男役には珍しいタイプだなーと。
並びの序列的には水月くんか？
主演のあーさは全力で組子を引っ張っていくという熱が見えました。
お顔の良さだけじゃなく歌の迫力があり、劇場を包む。
雪組子ともいい関係が見えましたね。
