『はいからさんが通る』感想・1

2020-10-14花組公演感想

花組シアタードラマシティ公演『はいからさんが通る』10月7日(土)15時公演を観てきました。
初日です。
初日のわくわく感はやはり特別なものだわ。

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・前もって原作マンガを読んできました。
1回しか読んでないので勘違いがあったらスミマセンですが、ストーリー展開は原作のほぼダイジェスト。
1幕は少尉が戦死したとの報が届き伊集院家の財産の話が出るところまで、2幕はもちろん結婚式と関東大震災のところまでです。
紅緒が監獄に入るくだりは少し話が変わってました。陰謀です。あっさり解決しましたが……。
フィナーレはパレードのみなのが寂しいですが、全7巻ぶんをまとめることを思えば仕方ない。

・フィナーレの終わりはそれぞれの役として絡む。

ちなつ冬星が華ちゃん紅緒を自分のところへ呼んで少尉から引き離したり、それに気づいたかれーちゃん少尉が華ちゃんとちなつの間に割り行ったり。

押しかけ女房になるみれい環の腰をマイティー鬼島が抱いてたのには「いつの間に…!」でした。
大震災のあとで2人がものすごく激しく言い合ってたし、環さんが鬼島を追いかけるために転勤願を出すわ!と言ってる場面もあったんだけど、鬼島が環をどう見てるかの演出はなかったと思うので。

・登場人物はいずれもイメージぴったり。
きれいで可愛い。
衣装もきれいだし、娘役さんの靴が可愛くて私はテンションが上がりました。

話もテンポよく進みます。
原作を読んでたので問題なくわかりましたが、未読の人でもついていけたかどうかは……どうなんだろう(特に2幕)。

DCなので大きなセットやセリや盆はありません(袖からセットや人物が押し出されてくることはある)。
そういう点でか、少々舞台が平面的に感じました。
木の上で話し合うシーンはその辺の道端(土手とかかもしれない)でしゃべってる感じになってましたね。
シャンデリアが落ちるところも音と演技だけだったのでわかりにくかったんじゃないかなぁ。
(いちおう吊り物のシャンデリアが舞台から消えてはいるんだけど気づかない人もいそう)
そしてシャンデリアは落ちるけど卓上でびくともしない花瓶……。

・初日だったのでご挨拶やカテコも。
幕が下りる音楽が流れて、最初はかれーちゃんはリズム取ったり踊ったりしてるんだけど、途中からちなつに体をぶつけたりしてた。
上級生相手でも遠慮なく絡んでいくかれーちゃんはとってもかれーちゃんである。

・3回目のカテコでは華ちゃんにご挨拶を振る。
かれーちゃんに「一発どかんと」と振られて「幸せです」と。

4回目のカテコでは「どうしてもコメントしたいという人が……」みたいなことを言ってちなつを見て、ちなつは「言ってません」と首を横に振る。
また上級生をいじった(笑)。
ちなつは「(紅緒に)振られましたが、私も幸せです」と答えていたかな。

仲がよさそうなカンパニーです。

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