2016年『レビュー 春のおどり』感想・2

OSK

『レビュー 春のおどり』5月5日(木)11時公演の感想の続き。
1回しか観てないのでざっくりと。

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●第1部の終演後、「あと2,3回観たい……!」となりましたが、それはこのショーの作り自体が好きだというのが大きいです。
好きな出演者が出ていても駄作は駄作、興味のないメンバーであっても良作は良作、複数回観るなら絶対に後者、と思ってますので。

「折原さんキレイー!!」で脳が支配されつつも、他の場面が良くないことにはこうはなりません。

●娘役さんそれぞれにしっかり役と見せ場があるのがいいですね。

雌猫の城月さん、可愛い!

禿の舞美さんもキュート。

芸者の白藤さんもいいし、振袖新造の恋羽さんの嫋々とした娘役ぶりはいつもながら芸だと思う。

・若旦那の高世さんと恋羽さんが足抜けするところでは「あれ、高世さんの恋人は傾城の折原さんじゃなかったの?」と頭の中にクエスチョンマークが3つほど飛び交いました。
あるいは恋人じゃなくて妹オチか? とも。

実際は夢オチでした。

●高世さんはシュッとした気品のあるお大尽。
優美です。

組んだ折原さん共々上品で、「大阪(当時は大坂か?)=うるさい、品がない」じゃないよなぁ、と。

・桐生さんはほんといろんなことやってたなぁ。
かっこいいところからちょっと面白いところまで。
芸幅がすごい。

・真麻くん、楊さん、悠浦くんはほぼ3個イチ扱いで幇間……なのは、このショーの中では少々つまらない使い方だったかな。
でも中詰みたいなところの男伊達のかっこよさ!
動きがよくなきゃこうもかっこよくはなりません。

・酔客の虹架さんは思いきったな……!

●ネコの場面とか、下駄ップみたいなところとか、本筋とはあまり関係のない箸休めみたいなところも面白かった。
こういうのがいいと満足度が増します。

・火事の場面では赤い布に下から風をあてて炎のセットにしてるのかな。
ものすごくよかった。

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Posted by hanazononiyukigamau