花組『エリザベート』感想・8

2020-12-26花組公演感想,花組

・フィナーレの最初にセリ上がって銀橋を渡るのはみっちゃん。
ここも耳福。
しかし、雰囲気がミュージカル世界からちょっぴり演歌系になったぜ……。

・ダンスナンバーでのみりおのかけ声が「フォッ」系だった。
蘭寿さんを思い出した。

・蘭寿さん系つながり? でもうひとつ。
シシィの親戚の男や市長をやっているりおなが、みょーに蘭寿さんに似ているような気がして変な気持ちになった。
今まで似ていると思ったことはないんだけど。

・前にも書いたけど、なにゆえデュエットダンスがスパニッシュ風アレンジなのか。
一瞬ルイジ・ルキーニに敬意を表して(?)かと思ったが、ルキーニさんはイタリア人だった。

・エトワールは花乃さん。
次期娘役トップだしということで選ばれたのかなとは思うんですが、出来はイマイチ。
声がカスカス気味でした。

今作品は他のキャストがかなり歌えていたので、最後にこれかぁ……と残念度合いがアップしてしまいました。

宙で新公ヒロインとかバウ(WMW)ヒロインをやってたときはそんなに悪くないと思ってたんだけど、気のせいだったのかしら。

・文化祭から目に飛び込んできていた某娘役さんが、さすがにやりすぎではなかろうかという気がしてきた。
楽しいのも激しいアピールも好きなんだけどさー、それもやはり程度問題。

当人ではないのでご本人の考えはわかりませんが、もし「楽しいのが私の個性!」と思ってのふるまいなのだとしたら、やはりそれは抑えていただきたい。
どんなに押し殺しても滲み出てくるのが個性というものだと思うので。

また、「お客さんを楽しませるのが私の仕事!」という考えだとしても、やはり抑えてほしい。
楽しませるのには、品のある綺麗さや、個人プレーではない舞台全体での総合的な美しさも大切だと思うので。

って、ここに書かずにお手紙かなにかで当人に伝えたほうがいいんだろうか。
ていうか余計なお世話か。
(それにめんどくさい)

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