『CHESS in Concert』感想・2

12月22日に観た『CHESS in Concert』について。
1回しか観てないし、申しわけなくも1幕は少し意識が朦朧としてたのでちゃんとしたことは書けません……。
時間があるからって朝っぱらから温泉に入ってたのが敗因です。

しかもみんな歌がうまいから気持ちよくなれるっていう。けっこうな音量なのに気持ちいいんだよ。
コンサートで夢の国に旅だつ人の気分でした。
あ、実際コンサートだったんだけど。

・チェスコン、素晴らしかったです。
まず出演者の歌がすごい。
楽曲もすごい。

チェスになぞらえた東西冷戦という重いテーマですが、それを重いまま、完成度高く見せてくれました。
いちおうコンサートですが、出演者の力量によってか、あたかもミュージカルを観るように人間の感情と彼らの生きる世界を描いてくれます。

訳詞はオギーによるもの。
彼の言葉のセンスが好きだ。
日本語として自然で、すっとこちらの心に馴染む。

・瞳子ちゃんのフローレンスは素晴らしかったです。
瞳子ちゃんの歌は、フローレンスという人の、人間性や心の揺れを伝える歌です。

「Nobody’s Side」がとりわけ記憶に残ってます。
世界へのままならなさと、苛立ちと、愛と――。

「国」への視点は、中の人の負っているものが影響しているのかしら、と考えてしまいました。
ただの日本人として生きてきた私よりは考えることが多いでしょうから。
それとも役者としての力量?

あとあのスタイルは素晴らしい。
脚も腕もキレイっっ。
あの年齢で、羨ましいことこの上ない。

・「国」への視点という意味では、こちらも宝塚OGのアカネさんもそうですね。

瞳子ちゃんとアカネさんのデュエットが嬉しかったです。
OGの共演というのもありますが、宝塚だと女性同士(娘役同士)のデュエットというのがあまり聴けないので。

・中川くんはパワフルだなぁ。

キレて投げやりで、不安で、フローレンスを愛していてもそれを棘のある形でしか表現できなくて……という彼の弱さが、痛々しくも魅力的でした。
身近にいたら冗談じゃないけど。

ロックテイストの歌が素晴らしかったです。
2幕の最初のほうとか好き。

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