『CATS』観てきた・3

OG

●いまっちさん演じるグリドルボーンは、アスパラガスの武勇伝の中にある、かれが評判をとった舞台の劇中に出てくるネコ。
ここは劇中劇です。
グリドルボーンはピンクの部屋に住んでいて、白い毛皮でふわふわで……なカリカチュアライズされた可愛さ。

部屋は劇場の壁に作られていて、バーを伝って下りてくるのにも驚きました。ほんといろんな装置といろんな演出があって飽きない。これでもかこれでもかと驚きの連続だ。

ガスが演じる海賊ネコ=グロールタイガーをたぶらかし、敵であるシャムネコ軍に売り渡す。悪女ネコです。
悪女だけど可愛い。劇中の役だからかあまり色気はなくてコミカルです。しっぽ踏まれて痛がったりしててね。

大きな役で、しかも2役も観られて満足です。

●『CATS』はストーリーはあるようなないような不思議な話ですが(ラストは天に召されてるのか?転生するの?)、音楽がよくて出演者の歌とダンスがとにかくすごくて、どの場面も楽しい。

ネズミやGを訓練するおばさんネコ、電車大好きなネコ、ロックでセクシーなネコ、バレリーノなマジシャンネコ等々……。
怪人みたいなのは神出鬼没で、あちらの壁、こちらの壁、はたまた舞台セット上から出てくるのが楽しくてたまらない。

歌うまいっていいなぁ、ダンス上手いっていいなぁ、セットも凝っててお客を楽しませる気まんまんで、こりゃーロングランするわ!
宝塚みたいに約1ヶ月で別作品に入れ替えるわけじゃないから、壁などのセットも思いきったことができるしね。

●客席通路もばんばん使います。
「ネコの名前」云々のところだけでなく、フィナーレっぽいところもいまっちさんが側にきてくれました。譲ってもらったけど神席でしたな!
ただ、いまっちさんはいつも逆サイドを向いてたのが泣けました。念を送ってたのが気持ち悪くて避けられたのか(笑)。握手したかったぜ。
(その代わりにというか、おばさんネコの人だったかな、握手してくれてありがとう)

また、舞台上のフィナーレではいまっちさんはしっぽを持ったまま踊っていて(他のネコはそうでもなかった)、シャンシャンを持ってた名残なのかなぁなどと思ってみたりしたのでした。

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Posted by hanazononiyukigamau