『日のあたる方へ』感想・1
星組DC『日のあたる方(ほう)へ ―私という名の他者―』10月13日(日)16時公演を観てきました。
今のところ1度観ただけなのですが、評価がうまく定まりません。
面白かったのかつまらなかったのかさえよくわかんない……。
とりあえず思いつくままにざっくりと。
(ネタバレ的な部分は多少含まれるので、気になる方はスルーしてください)
●2番手・3番手はみっきーとポコちゃんが同じくらいの比率で出てるのでよくわかんない。
ダブル2番手?
役割的には多少ポコちゃんのほうが重いか? という気もするけど、たいした差じゃない。
2人とも良いお友達ぶりでした。
●ヒロイン・マリア役の風ちゃんはやはりうまいなー。
まず歌声が美しいのがありがたいです。
美貌ではないけど、『南太平洋』のネリーよりは見れる。
ていうか、あれは美貌である設定だから無理を感じたんだけど、今回はそうじゃないから観客としてもハードルが下がってる。
マリアのおぼつかない内股な歩き方が精神を病んでいる不安定さをうまく表していました。
そして5歳児のマリア。
かわいい。
ジキルさんにプロポーズしちゃいますよ。かわいい。
それにジキルさんが即答しないのがよかったです(笑)。
●はるこはマリアの妹・ジュリア。
まず学年を考え、そしていい女っぷりに「妹?!」と思いましたが、お姉ちゃんのほうがぽやーっとしてて妹のほうが大人っぽく垢抜けてる姉妹ってよくいるよなー、とすごく納得しました。
もっともマリアがぽやーっとしてるのは精神を病んでいて普通の女性としての成長機会がろくになかったからだけど。
はるこはきれいでやはり芝居が上手かったです。
いい娘役だわ。
●ジキルがもう一つの人格=イデーになった場面。
自分を拘束していた椅子から力づくで逃げるところは巨大ロボットが立ち上がるようでした。
鉄人28号系のやつ。
シャキーンとかガキーンとかSE音をつけたくなる。
(ていうかあったな)
●客席降りは、真風とさやかさんと風ちゃんが下手から降りて16列目の前の通路を走り、たぶん上手の扉からハケていってたかな。
(下手側の席だったので扉から出ていくところはよく見えませんでしたが)
3人とも同じコースだと思う。
ダッシュなので触れ合う機会はないものと思われます。
●ヒロさんの首を何度締めるのかと……。
3度目くらいにはコントっぽく感じました。すまん。
●プログラムの役名が「市民警察」だらけです。
ハ、ハリー?!
実際にはハリーほど舞台照明が暗くなくて、政治的なネタはありませんでした。
精神疾患による犯罪とその刑事罰については話してましたが。
しかしモブのモブっぷりはなんとも……。
「おいしいチョイ役」枠がないんだよね。
キャラの立つセリフもない。
モブ系の見せ場としては、ひろ香くん以下男役6人によるダルマでしょうか。
ヒロさんと輝咲くんの会話に触発されて幻想の「カルナバルの踊り子」として出てきます。
娘役さんのモブはほんとに見せ場がない。
いちおう多少の歌やセリフはあったかもしれないけど、「あれは誰?!」と気になるような使われ方はしていない。
小公演だから若手にも見せ場がほしい。
その点では不満。
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