『ダンサセレナータ』感想・1
星組公演『ダンサセレナータ』5月26日、27日のそれぞれ11時公演の感想です。
ちえの退団公演のような作品だなぁ、というのが最初の印象。
台湾公演も来年に控えているし、当分辞めないのはわかってるけど、作品の雰囲気的には宝塚にわりとよくある退団公演の作品ぽかったと思います。
なんでそう思ったのかといえば、クラブを舞台にした青春ものっぽかったから。
サヨナラ公演には、舞台上の舞台と宝塚をオーバーラップさせて、主人公が美しい記憶と過去をなつかしむ設定ってありがちなんだもの。
実際、退団するすずみんに対してのそういう意図はあったのかもしれないけど。
初見時、ハリーのお得意の革命物(暗い&重い)だと思いこんで観ていたので「あれ?」な感じを受けました。
思ってたより明るい。軽い。
なんだか拍子抜け。
そこに混乱して、どう思っていいのかわかんない作品だなぁと思ったんですが、2回目には慣れました。
クラブ「ルアアズール」でのイサアクたちの青春をメインにしていて、革命は味付け、ついでにべにーのホアキンはちえを好きすぎ(この男めんどくさい)。
そう思ったら妙に楽になりました。
クラブ最後の日、みんなで円陣を組んで、れみちゃん演じるアンジェリータが「それじゃみんないくわよー!」とかけ声をかける。
このあたりが部活っぽかった。バリバリの運動部。
主将はれみちゃん、ちえは転校してきたスタープレイヤーなんだけど、雰囲気的には外部から招へいされたコーチっぽかった(真風は……なんだろう……ドジっ子?)。
不思議な青春ものでした。
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