『近松・恋の道行』感想・3

今日も2公演観てきました。
初日含めてこれで3回、でもって私の観劇はこれで終了です。
舞台がこれから進化することを思えば観られないのは残念ですが、スカステでの千秋楽放送を待つこととします。

3回目になる午後公演ではちょこちょことミスが…。
紐を掴みそこねたり、着物のすそを踏んで軽く滑ったり。
緊張の糸が切れる頃合なのかしら。

●前の記事で書いた下手客席通路から登場する人の1人はネコちゃんでした。
2幕も終わりのあたりで出てきます。

あとは、1幕のはじめのほうで1列目の前に5人下りるところがありますよ。ふみかはいた。

●みーちゃんの鯉助は代表作になるような気がします。
すごくいい役。

鯉助は偉大な父親(はっちさん演じる近松門左衛門)を持つがゆえに苦悩し、それから逃れるためにちゃらちゃらして流されて生きる。
バカだし、甘ったれだし、どうしようもない男だ。
でもそれがかわいそうで、彼の弱さに共振して、心を掴まれる。

2幕半ばにある「浮世舟」の歌の場面のあと、今日の午後公演は拍手が入った(昨日の初日と今日の午前は、拍手はなかった気がするんだ)。
誰かが拍手を打ちはじめて、それに他のお客さんたちが続いた。
どんどん鯉助がよくなってきたがゆえの拍手だと思う。

これからまたどんどんよくなっていくんだろうねぇ。

●鯉助と絡む女郎のお蝶(春花さん)がまたすごくいい。
「浮世舟」の歌のあと、鯉助を包む様子に母性が感じられる。
鯉助とお蝶の今後が気になるような、いい雰囲気だった。

1幕では、武家の出であることもあって女郎である現在を受け入れられない小弁のフォローをするところがかっこいい。
仮にも客の鯉助に失礼をする小弁をみながらさっと盃を用意して場を取り持つ。
「うちの酌では不満か」と悋気をにじませるように言い放つその機転がすばらしい。

小弁を悪く言うほかの女郎たちとは一線を画して、媚びはせず、冷静に物事を見、それでいて情をもって事にあたる。
優しさを押しつけず、強く温かい。
この芝居の中で一番いい女だと思う。

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