『ドン・カルロス』感想・4

観劇からかなり日が経ってしまいましたが、書きもらしていたことなどの思いだし書き。

●くどいようだが、この芝居に役らしい役は多くない。
話がわき道に逸れないのでわかりやすいが、中堅どころのファンだとちょっとせつないかもしんない。

コマのティツィアーノ(画家)も王宮の仮面舞踏会以外ではろくにやることがない。
学年や格が高いからかアルバイトもできないし…。
なんかもったいない。
出番が少なくてもエリザのルドルフ並みにおいしい役というなら、仕方もないんだろうけど…。

●今後を担うであろう路線男役(候補含む)は青年貴族たちとして半ばワンサの扱いを受けている。
それに比べたらがおりちゃんのルイ・ゴメス・デ・シルバはおいしいかも。
姿はおじいちゃんだけど、やることあるし、ワンサな扱いではないし。
教会でのシーンで困ってる姿がかわいいです。

●で、その奥さんがあゆちゃん演じるエボリ公女。

夜中に赤ん坊を森に連れだしてくるシーンがあって、そのことで乳母に文句を言われて「いいのです」ですぱっと話を済ませたところにがおりちゃん(というかルイ・ゴメス・デ・シルバ)の立場をみました…。

実際誰の子かはともかく、表向きはがおりちゃんの子ではないのだろうか…。夫、ないがしろにされすぎではないだろうか。
それに、医療技術が発達した現代でも赤ん坊は病気にかかりやすいというに。

そんな気持ちでみていたもので、どうもいい感情をこの役に持てませんでした。
たぶん、あゆっちがどうこうというわけではないんだけど。

●最近役付きがよくなったあゆみちゃんがイサベル。
フェリペ2世の妻だが、ドン・カルロスと1歳違いで、婚約していた過去を持つ。

夫妻に関しては「もー、さっさと夫婦でちゃんと話し合って、そうすりゃ全部解決するじゃん」と思いながら見てました。
そういう話なんだからそこに文句をつけても仕方ないんだけど。

この夫婦、設定上「親子ほど年の違う夫婦」ではあるんだけど、まっつあゆみ夫婦というのは妙にしっくりくるんだよね。
あゆみちゃんって若いきゃぴきゃぴした娘役さん、って感じじゃないからなー。特に芝居では。

●今作品で退団のリサリサは素晴らしかった!

ドン・カルロスとレオノールの2人の気持ちをしっていて、でも2人が結ばれようのないことはわかっていて、だから彼女が引導を渡す。
レオノールの結婚相手を決める。
辛いことだけれど仕方のないこと。
いろんなものを背負って、行動し、そこに毅然とした姿をみせる。

フアナさまに気品と美しさと聡明さと優しさがある。
宝塚の美女をみる幸せを感じた。

0

にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村


宝塚歌劇団ランキング

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

前の記事

おわりのはじまり

次の記事

ガラス越し