ソロモン~映画版DVDをみたんだ・3
●基本アップ(バストショット以上)で撮られていることが多いので、メインで写されてる人以外はほとんどわかりません…。
いつもなら後ろに写りこんでるはずの人がアゴから腰あたりしか見えなかったり。
なので脇好きにはちょっとストレスかも。
しかも出演者をまんべんなく映す、という宝塚に必須な要素はありません。
しかもスターシステムにのっとった映し方でもないし。
地獄鳥の2人(彩凪・彩風)ががっつり映ってたりしてびっくりしたねぇ。
でもこれはこれでけっこうおもしろい。
●オープニングで銀橋渡り→歌のハマコ先生がやはりアップで出てました。
口紅濃いっすねハマコ先生。
●キリン→少女のシナ。
キリンを脱ぐところが写ってなくて、「なんじゃらほい」なことになってました。
あそこはラギ演じるルンペンがジャングルへ迷い込み、さまよい、
その中でシナ演じる少女=運命の人に出会うという流れがドラマティックなんだというのに!
シナが殺人的にかわいかったからいいか…。
●海から西風へとつづく場面の水さんのダンスがすごい。
あれはコンテンポラリーなダンスなのかな。
(こういうとき芸術的無知が悲しくなる)
動きがしなやかで目を離せない。
●西風のところでセラフィムのテルを下から仰ぎ見るように撮ったのはグッジョブだと思う。
あの角度は正解。
セラフィムってそういうスタンスで存在する人なんだよ!
(人じゃなくて天使ですが)
このショーはテルがひたすら美しかったなぁ。
神々しいといってもいいレベルで。
黒髪の中に一人だけ金髪なのも目立つ目立つ。
その毛色の違い(言葉のまんまやがな)がセラフィムという存在でもあった。
オギーはさー、芝居の関係でテル1人だけが金髪なのをわかったうえでこういう役を与えたのかなぁ。
たぶんそうだろうけど、この適材適所なところがオギーの才能の一端だと思う。
●西風のところで、ミストレスのとなみが残酷さを匂わせるような表情ではけていくところがツボる。
西風の場面では古代の巫女を思わせるような白い衣装で清らかにゆみこちゃんと踊る。
けれどはけるときに一転、表情が残酷さを漂わせる。
血を欲するように。
ミストレスが巫女だとして、祭事って清らかなものばかりではないよね。
禍々しいものだってあるよね。
生け贄を欲するような。
…と、こんなことを思わされるような表情だった。
●ショー全体では「えーこんだけ?」な扱いだったかおりちゃんですが、祝祭の場面ではバンバン映ってました。
カメラマンはかわいこちゃん好きか。
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